こんばんは、その他です。
2018年、私は京都で運営しているオルタナティブスペースにてZINEショップの企画イベントを開催した。
その際、開催運営だけでなく、せっかくなので自分もZINEを作ろうかと思い立ち『思弁逃避行』なる冊子を発行した。
内容としては食べ物にまつわる屁理屈や不満や感動をたらたらと書いていくエッセイだ。
その時は20部程度の少ない発行数だったのだが、ありがたいことに冊子は完売した。(こんなに嬉しいことがあるか!)
その後、まんまと調子に乗った私は、noteでその続きをちまちまと更新し、気が向いたら書き足していくようになった。
そして2020年、お世話になっている京都のディレクションチームnidone.worksの渡辺たくみさんからお話をいただくことになった。
それは『思弁逃避行』をヨーロッパ企画のラジオにてラジオドラマ化しないかという提案だったのだ。
ぶったまげた。むちゃくちゃ嬉しい。
そして話は進みに進んで、あのヨーロッパ企画の永野さんと藤谷さん出演の元、『思弁逃避行』は2シーズンにも分けてラジオドラマ化していただいたのだった。
こんなことあるんだな…と衝撃だった。
自分の書いた文章を誰かに預けて演出してもらえる嬉しさ、そしてそれを更に誰かに演じてもらえる嬉しさ。
これで成仏できる…というくらいに思っていたのだけれど、どっこい生きている。
せっかくこんな場所を用意したのだから、過去の『思弁逃避行』をこのページにお引越しして、それが終わり次第また新しいものを書いていきたいと思う。
また、今回のお引越しに至って、できる限り内容を整理したり書き足したりする予定だ。
今思うとあんな頭の燻った文章をしたためていた時期というのはあまり健康的ではなかったのかもしれないが、めでたいことに今の私はあまり健康的ではない。
こんなにいいタイミングがあるものか。というわけで過去回を懐かしみながら再放送し、新しいものを待っていただければ幸いである。
それでは。