週刊少年ジャンプ

ブログ更新してない間に数多の打ち切り。さよなら、『テンマクキネマ』『ドリトライ』『アイスヘッドギル』-週刊少年ジャンプ2023年41号から2024年2号までを振り返って-

前回のジャンプ感想から随分と間が空いてしまったけれど、ずっと読んでいました。

随分懐かしい話をしている前回の記事

『人造人間100』が終わってから更新してなかったのかよ。
まじでいつの話だよ。

ただずっと読んでました。

『呪術廻戦』が本当にもう面白くて面白くて毎週そわそわしていました。

数ヶ月空いてしまった分を1号ずつ取り上げていくのも今更感あるので、作品ごとにこの数ヶ月でやっていた話を読み返して振り返りたいと思う。

この期間でアニメ化が決まった作品もたくさんあれば、新しく始まった作品も、悲しくも終わってしまった作品もあった。

そこが終わるのかよと思ったり、これが表紙なのかよとかツッコミながらもなんだかんだ毎週満足しながら読んでます。

呪術廻戦 235話~244話

五条悟の自爆紫によって宿儺は大ダメージ、そして魔虚羅も破壊されて「五条の勝ちだ」宣言。

読者としては「じゃあ五条負けるじゃん…」と思わざるを得ない展開だったけれど、まさか翌週を見てみるとすでに真っ二つになっているとは思わなかった。

宿儺は魔虚羅を切り札として使うのではなく、「学習させたAIが出した攻略法を見本にする」という為に使っていたのは何とも絶望的だった。

宿儺さん、まだ強くなるんですか…?と思っていたら束の間、鹿紫雲との戦闘に。

彼のとっておきの術式が思ったよりダサい見た目で拍子抜けしてしまったけれど、それ以上に完全受肉でさらにパワーアップする理不尽さにさらに絶望する羽目に。まだ強くなるんですか…

しかしやり取りの中で思っていたより宿儺が人間らしい感性が五条や鹿紫雲よりもマトモそうな面がちらほら見えたりして、何だか憎めなくなってきた。
五条も五条で周りを草花のようにしか感じられないような孤独と傲慢さを持っていたのは何だか色々な意味で切ない。

宿儺にはついに虎杖と日車がぶつかり、裏梅の足止めは秤が担う。
そんな一番気になるところでまさかの高羽VS羂索の展開。

何が起こってもおかしくない術式だと期待されていたけれど、本当にボボボーボ・ボーボボみたいな戦闘になるとは思わなかった。

でもしっかり羂索にはダメージが蓄積していたり、乙骨が不意を突くお膳立てをしてくれたのを考えると、本当に彼がいてよかった。

これ、高羽さん本当に死んじゃってたりするの?
でももしこれでマジで死んでたら笑っちゃうな。
…ってことはつまりそういうことなの???

芸人としての人生を見せられたことで前からちょっと好きになっていた高羽がとてつもなく愛おしいキャラになってしまったけれども、役割を全うした今、彼はもう退場しても何もおかしく無いので本当に死んでしまってそう。

羂索もあっさりと乙骨に屠られ、まだ策があるかのような遺言を残していた。

やっぱり別の肉体への乗っ取り?
それとも羂索自身の死は確定した上で、1億人呪霊実現の動きがあるのか?
バキバキに乙骨と戦う羂索も見たかった身としては、こんなあっさり倒されてしまうのはちょっと寂しい。

そして舞台は再び宿儺たちの元へ。

日車の術式ならば超進化を遂げたての宿儺の術式を没収できるかもしれないという展開。

これはアツい。

こんなに宿儺が強くなっちゃったら他のキャラたち太刀打ちできなくないか?という状況まで運びつつ、しっかり味方陣営の術式が勝ち筋に繋がれてくのは何だか嬉しい。

そしてどの罪状がピックアップされるか分からない日車の術式の穴を埋める再審の作戦。

宿儺戦はいままで出てきていた呪術のルールや過去の戦闘が布石になっている展開が多くてテンションが上がる。
そんな使い方ができるのか!そんな手があったか!と完全に手のひらの上で転がされてしまっている。

レスバをする宿儺を見るよりは、あっさりと罪を認めて術式を剥奪されながらも持ち前のフィジカルと呪力量で無双する宿儺が見てみたい気もする。
その状況になれば真希のフィジカルギフテッドも活躍できるのでは無いかと思うとワクワクする。

さらに虎杖がどう強くなったのかも楽しみなポイントだ。
呪具をつけているのか、身体が変化しているのか異様な腕で出したパンチは宿儺に違和感を与えていた。
日下部との入れ替わり稽古の謎もあるし、加茂からの赤血操術指導を受けたような会話や、受胎九相図を食べたような発言も気になる。

虎杖、主人公としての格を見せてくれ…!

SAKAMOTO DAYS 134話~147話

殺し屋博覧会潜入編。

オーダーの上終と平助のスナイパー対決がこんなに派手な展開になるとは思わず、無茶苦茶はしゃいでしまった。

『ゴールデンカムイ』での尾形とロシアンスナイパーとの戦いのような静かな緊張感ではなく、遠距離戦でもトンデモ技術でバチバチと派手に戦っていたのが無茶苦茶かっこよかった。

平助も前回の戦闘から続いて着々と強くなっていっているのが何だか嬉しい。

そして真冬のバックボーンが明かされ、兄弟共闘のアツさが正面からぶつけられる。

各陣営の思惑とそれらが交わるゴチャゴチャ感が何だか最近の『ハンターハンター』を思わせるが、それでも無関心モブを全無視して繰り広げられる馬鹿派手戦闘は無茶苦茶楽しい。

ジオラマブースでの戦闘、こんなかっこいい演出あるのか!と感動した。

オーケストラホールで映画野郎と戦う時も「演出かっこい〜!」と痺れたのを思い出すが、本当に見せ場でガッチリとカッコよく見せてくれるから本作は毎週楽しみだ。

坂本がずっと最強だけど、そのせいで退屈したりなんかせずにちゃんとハラハラできる。

ONE PIECE 1092話~1011話

くまが可哀想すぎてもうみてらんないよ……

無情な展開がガシガシ繰り広げられる…

超新星として登場した時はまさかボニーにこんなに重たい設定がのせられているとは思っていなかったので、ずっとビビってます。

天竜人たちの存在についてわかればわかるほど胸糞だ。

ボニーとクライドからの引用だとはわかっていたから、ちょい役ではないだろうなと思っていたけれど、この掘り下げ方を見ているともしかすると船に乗る流れまであるかもしれないなと思い始めた。

もう和の国編が終わるあたりからワンピースは舞台が変わるたびに「こいつが最後のもう一人の船員か?!」とソワソワする羽目になるのかと思うともどかしくて堪らない。

ボニーの能力もどうやら単純に若返ったり歳を取ったりするってだけじゃなさそうで面白くなってきた。
想像する”あるかもしれない未来”の姿になれる、みたいな感じなのかな。強くない???

あかね噺 77話~90話

それぞれのキャラがあかねに触発される形でさらに落語家としての上を目指していくアツい展開。

サイドのキャラだったり、最近出てきたばっかりのキャラでもコンパクトなストーリーでガッチリと感情移入させてくるのが本作が本当にすごい。
みんな無茶苦茶応援したくなる。みんなめちゃくちゃ偉い。かっこいいよ…

前までの下りで掘り下げがじっくり行われたひかるだったが、今度はからしの掘り下げも少しされ始めた。
幼馴染視点でのからしの本気さがかっこいい。
ここで講談を入れ込んでくるのとかも憎い。

落語は観にいったりしているけれど、講談については神田伯山を追っているだけで、実際に見にいったりは全くしていないので、どこかで機会を作ってみに行きたいなと思う。

ぐりこの兄弟子としての劣等感や焦りをしっかり見せてくるのも何だか泣きそうになる。
”持ち合わせていない側”を自覚するルサンチマンを描いてくる漫画に弱い。

こぐまの下りでも「知識は外付けの自信」という流れでもちょっと泣きそうになった。
自分にまだ自信が持てないのなら、せめて外付けの自信でも縋って胸をはる。

ここ数ヶ月の流れで兄弟子たちへの愛着が一気に増していった。

決して主人公のかませで終わらせない書き方が好きなので、これからもぶち上げてくれそうで嬉しい。

アンデッドアンラック 174話~187話

リップ編、まさか多重婚で解決(?)するとは思わなかった。いいんやそれで。

それにしてもこの二週目ってもう全員救ってラスボス戦だということが分かりきっているはずなのに、そんなに退屈せずにびっくりさせたりワクワクさせたりしてくれるのが嬉しい。

リップとラトラが協力してブレードランナーを使うみたいな全ループとは違う展開もアツい。
あと結構なんでもありの状態にも関わらず、風子がリップの悲劇を避けるためにオペの技術を100年磨いていたっていう無茶苦茶な設定がアツい展開として生きているの凄い。いくらなんでもアリでもそんなまでしてたのかよっていう方向でテンションが上がる。

そして久しぶりのアンディ登場がバチクソかっこいい…

クエスト報酬での再会も理性で見送り、誰よりも早く会いたいはずのアンディとの束の間の再会。
けれどユニオンのボスとしての状況打開を最優先してツーカーで命令と遂行をこなす…かっこい〜〜〜!

また仲間集めが終わったらラスボスと戦うだけだと思っていたら、上位十理という敵チームが登場。
否定者を「器」と呼んだりしているので、それぞれの否定能力の元になるルールを司るキャラっぽい。

アンディさん、太陽で魂を押さえ込んでいたんですね。
さすがです(?)

改めて残りの否定者を全員集めて、アンディを救出して上位十理戦に突入するのだろうか。

いよいよクライマックス感が強くなってきた!

僕のヒーローアカデミア 400話~409話

満を持してステインが参戦!!!!

ステインがオールマイトをオールマイトと呼ぶだけでこんなにアツいとは…

そしてボロボロのオールマイト、参戦した時点でやっぱりここでしっかり退場してしまうのか…と腹を括って読んでいたけれど、デクとかっちゃんの言葉を交わさないやり取りで間一髪。

この二人、かっこい〜〜〜〜!!!!!!

そしてエッジショット先輩もギリ生きていた。よかった。

てっきりAFOともデクが戦う流れかと思っていたけれど、「俺がラスボスだ」と叫ぶかっちゃんには度肝を抜かれた。
ここでぶつかる展開になるのか!

そして立ち塞がる爆轟に対してよぎる二代目の重影。

AOFの過去も掘り下げられて、改めて同情の余地の無いやつだとわかって安心した。

かっちゃんの個性の覚醒ではなく”応用”っていうのも今まで描かれてきた器用設定で驚かせてきた。
ラッシュを決めるのかっこいぜ。

AFOがここで完全に負け切らずに往生際悪く何かをしてきそうな予感はするけれど、ここはバッチリかっちゃんの勝利で決まっていて欲しいな…

アオのハコ 116話~129話

菖蒲ちゃんと匡くん、はよ付き合ってくれ…

そして主人公たちのハラハライチャイチャが続くけれど、それ以上にこいつら無茶苦茶部活頑張ってるから全然みていて嫌にならない。
みんな応援しちゃう。

後輩キャラたちもちょっと可愛げが出てきて、本当にみんな真っ直ぐすぎてびっくりする。

カスはおらんのかこの世界には。
でもこの世界にはカスは出てこないでほしい自分もいる。

ウィッチウォッチ 124話~136話

蘭との戦いが終わり、新たなボスが登場して一旦育児編に突入。

育児編に突入????

守人を助けるくだりのシリアスから、この育児編への流れのスムーズさが本当にうまくてびっくりする。
無茶苦茶違和感なく日常編に戻っていった。
そして両思いの自覚で進展しそうだった二人の恋愛模様もこの展開で延期されるのも無茶苦茶自然。すげ〜〜〜

子供あるあるとか守人のパパ感をガシガシ出してほっこりさせながら、いつも通りの楽しい日常回が楽しい。

そして新キャラも登場。欲張りセットだ。

逃げ上手の若君 125話~137話

待っていたぞ…ランファン!

監修を付けて歴史物をやっているのに、こんなに少年漫画をしてくれるの嬉しい。

登場人物の退場のさせ方も、惜しいキャラはしっかり見せてくれるのもすごいなと思う。
歴史物なんて書いたら退場キャラだらけなはずなのに、結構どの主要人物も退場シーンが印象的だ。

足利直冬の今後もどうなっていくのかワクワクする。

これ読み終わったら歴史の勉強したくなるのかしら…

次回は因縁の貞宗との再戦。楽しみだ。

バキバキの少年漫画では無いから掲載順は結構上下している作品だけど、こんなニッチな人選で歴史物をジャンプでやって続いているのは本当に凄い。

鵺の陰陽師 17話~30話

代葉ちゃんの解放!

そして鵺の目的の発表!

先輩の嫉妬!

生き別れの妹の登場!

実は父親は陰陽師隊長!

水着が外れておっぱいチャンス!

なんなんだよこの漫画。
何だか盛り上がってきているのかなと思いながらなんとなく読み続けているけれど、本当に面白いのかどうなのかよくわからないままずっと読み続けている。

展開展開に「そうなん?」と思いながら読んでいるし、ラブコメを休んでバトル漫画設定をガッシガシ詰め込んできたと思ったらまたラブコメ設定と展開をガッシガシ入れてかき混ぜてくる。

ずっと船酔いみたいな気分で読んでいます。

キルアオ 20話~33話

恋愛関係とかとは違う距離で付き合っていくうちに、信頼関係から自然と好かれていくという展開になるかと思っていたけれど、なんか急に催眠術で好きになったり解除されたりなんなんだ。

新しいユニコーンも二重人格の褐色ビッチキャラというてんこ盛りキャラで登場し、結局また大狼のことが気になり始めるノレン。

今の所ずっと余裕のある最強おじさんが無双してなんだかんだ結構モテるっていう話なんだけど、これ人気なんだな…

僕とロボコ 152話~165話

単発話のギャグ漫画なのでまとめて振り返りづらいけれど、なんだかんだ毎回パロディネタのニッチさにはしゃいでしまう。

最新話とかは珍しくロボコがツッコミにまわる回だったけど、サイドキャラ大集合で全部この同期ボケにぶち込むの強気すぎて笑ってしまった。

夜桜さんちの大作戦 193話~206話

二次創作だろこれ。

ずっと本家の二次創作を読まされている気分だ。
なんなんだこの作品は。

あまりハマっていない作品も絶対にしっかり読んでいくことを決めて購読しているジャンプだが、この作品は最近8割がキャラ同士の仲良し茶番で構成されているので、びっくりするくらい物語の印象がない。

アスミカケル 12話~25話

大賀との試合、無茶苦茶おもしれ〜〜〜!!!

ここまで競技漫画として真面目な進行が多かった本作だけど、無茶苦茶少年漫画っぽい展開になってきてワクワクしてしまった。

おじいちゃんが二兎をしっかり認識して認めている描写が急に出てきてブチ上がった。
二兎が持つ強みもしっかりあったが、競技に対する消極的な姿勢がそれをしまい込んでしまっていたようだ。

明日見流がどう活躍するのか楽しみになってきた。

そして一狼の真意も少し見え始めた。
一狼のポジションが単純なヒールじゃ無いのも魅力的だなと思う。

そしてしっかり先輩の執念のアツさを見せる展開もあり、今度は二兎の優しさと向き合う試合が控えている。

『ピンポン』でスマイルが敵に気遣って勝ちを譲る展開を思い出す。

二兎の甘さが出るのか、それとも大賀戦での冷酷さが出るのかが分からない展開になっているのもアツい…

なんでこんなに掲載順が低いんだ…
無茶好きな作品です…

暗号学園のいろは 39話~52話

メタバース編が始まった。

縁ちゃんがショートカットになったの可愛い〜〜〜

けどせっかく大量のキャラを覚えてきたのに判別できるかちょっと不安だ。

けれどこのあたりからクラスメイトポジションのキャラたちも強みや過去が描写され始めて、いい感じにこの多キャラ環境にも慣れつつ親しみが湧いてきた気がする。

東洲斎さんの一派がずっとかっこいいのが嬉しい。

匿名さんのズル勝ちと、要塞村さんの実直さがタッグを組む回は無茶苦茶アツかったですね。

テンマクキネマ 最終回

終わるんかい。びっくりした。

本当に『渚』がどんな作品なのかざっくりした認識で終わってしまった。

最近のキャラの掘り下げとかでちょっと気を引かれていたので、ここからなのか?!と思っていたけれども、ずっと助走くらいのペースでゴールテープを切ってしまったみたいな作品だった。

同級生を女装させたり、倉井さんのお風呂シーンとかやる暇があったらもっと描きたいシーンとかあったんじゃ無いだろうか…

ドリトライ 19話~最終回

いやまだ続くんかい。

これがド級のリトライ、ドリトライか…

と思っていたら翌週終わりました。

父親との殴り合いで結局改心して解決するんだろうなと思っていたので、最終回で拳闘以外でも同じ信念で次の時代を生きていく孫が描かれたのは割と意表をつかれた。

一番気になるのは主人公の「心の強さがちげえんだ!」という叫びよりも、父親が戦地で感じた「心の強さでなんとかならんもんもある」という自棄の方が共感できてしまうところかもしれない。

一ノ瀬家の大罪 40話~最終回

翼の行動力について「それができたら苦労しねえよ」と感じさせられるような思いきりの良さがあるけれど、この翼が匙を投げるような家庭環境だったんだろうなとも思う。

この作品は「この家族はやばいと思いきや、それぞれがそれぞれの鬱憤を抱えていて、全員がその破綻に加担している」というところがミソなのかなと思うんだけれど、記憶喪失リセットという舞台装置があまりにも仰々しかったせいか(しかもそれを繰り返した割にループモノとしてのワクワク感がちょっと薄かった)、会話の描写のヒリヒリ感以外で退屈してしまったのかもしれない。

ループものって進展と増える謎がジリジリと収束していく興奮が一番の旨味だと思うんだけど、本作はぼんやりしたところはぼんやりしたまま、なんとなく予感していた確執は予感から大きく外れることはなく、少し解けた謎は物語を大きく動かすこともなく、結局一番大きく物語を動かしていたのはどの登場人物でもなく、『夢の世界でループリセット』という舞台装置でしかなかったのが寂しかった。

無茶苦茶期待をしていたから、それでもそれでもとしがみついて読んでいたけれど、「まーーーそうなるよなーー」と諦めるように読み切った作品でした。

アイスヘッドギル 11話~最終回

なんか最終戦に向かっていってそうだな…と不安な気持ちで読んでいたらあっさり終わってしまった。

もっといろんな武器とかをみたかったな…

けれど敵キャラで印象に残るキャラが全然いなかったことを思うと、ちょっと期待をしながら退屈を抱えて読んでいたのも仕方ないのかしら…と思う。

王道ファンタジーで地道に盛り上がっていくのかなと思っていたので、納得してしまう気持ちもあるが、少し残念。

魔々勇々 1話~

マルチバースファンタジーだ。

魔王と勇者が大量に出てきて、それぞれの能力とそれを奪おうとする敵サイド。

単純な魔王軍VS勇者軍じゃ無いのもワクワクして楽しい。

主人公の複数能力持ちという設定もここからどうなっていくのか気になる。

コマ割りとか書き文字の演出がオシャレだなと1話の時は思っていたが、毎回これだとちょっと疲れるな、という段階を踏んで、今はもう慣れてきて普通に楽しくなってきた。

それぞれの世界の勇者/魔王の関係性や世界の状況などが掘り下げられていくのは無茶苦茶大変そうだけれど、割とキャラが増えるたびに楽しみだったりする。

カグラバチ 1話~

絵うま〜〜〜!

ジャンプの『ジョン・ウィック』だ。

妖刀っていう王道のアイテムだけれど、主人公の武器に宿っているモチーフが金魚っていうセレクトの渋さに痺れた。

戦闘シーンもかっこいいし、バトルに関する固有名詞とか能力のルールとかをゴチャゴチャさせずに、妖刀の設定や性能だけをしっかり説明する器用さも読みやすくて好きです。

ギャグシーン的な会話もあんまりジャンプっぽすぎないクールな印象で結構好きだ。

掲載順があまり振るわなくなってきているけれど、まじで面白いと思います…

復讐劇としてもだけど、どんな妖刀が出てくるのかっていう漫画らしいワクワクと、見開き瞬殺事後シーンとかの映画的なかっこよさに痺れてます。

ツーオンアイス 1話~

あまりフィギュアスケートの競技としての面白さに漫画としてついていけないまま話が進んでいってしまっているイメージ。

私が本当になんとなくでしかフィギュアを知らないので、競技中のシーンとか技の描写に全然入り込んで行けないのが悔しい。

最新話ではペア競技をやるにあたっての二人の関係性みたいなところを展開し始めて「そうか、ここでのラブコメも処理しないといけないのか…」と少し疲れ気味で読むようになってしまった。

グリーングリーングリーンズ 1話~

器用貧乏が本気になって打ち込むパターンの作品だが、思ったより主人公の才能開花みたいな展開が見えてきそうになくてちょっと嬉しい。

本当に地道に頑張っていく系のスポーツ漫画だとしたらゆっくり楽しみにしていたいと思う。

まとめ

10号分前後くらいブログを更新していなかったので、バックナンバーを振り返りながら全作品を読み返したけれど、こんなに状況が変わっているとはどの作品も思わなかった。

何より『一ノ瀬家の大罪』は「ここからなにかしたいことがあるはずだ…!」と思って見張っていたら、ゴチャっと「でもそれが家族なんダネ…!」といった具合に終わったのは本当に悲しかった。

『呪術廻戦』は宿儺戦がずっと面白いので、ここ数ヶ月本当に日曜日夜はソワソワしっぱなしだ。

五条悟の戦いが終わった後は味気なくなってしまうのかななんてぼんやり思っていたけれど、愚かでした。
無茶苦茶面白いです。

そして新連載陣では『カグラバチ』が絵や演出のクオリティが無茶苦茶高いしカッコいいし面白いしで大はしゃぎしています。

『アスミカケル』はなぜかずっと掲載順が怪しいので、毎回「無茶苦茶面白いしちゃんとしているのになんで…」と泣いています。

面白漫画、終わるな…

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