表紙は『ONE PIECE』
Netflixで実写ドラマの配信が始まったが、ちょっと見てみただけでも無茶苦茶クオリティが高い。
コンパクトに話を進めていっているので、多少の改変はあるが見ていてすごく楽しい。
ハリーポッターの映画を見ている時のような興奮がしっかりあって、その上で「やっぱりワンピースってワクワクする話だな」と実感した。
今や連載では物語の終盤だが、こうやって序盤の話を振り返る機会ができたのも嬉しい。
ONE PIECE 1091話
なんとなく強者ポジションに居座っていたから善戦するかと思いきや、あっけなく散ってしまった戦桃丸。
黄猿も黄猿なりに私情はありながら、サラリーマン的理性で任務をこなしている。
ガープvsクザンも切なさがあったけれど、黄猿も大変なんやね…
しかしここでシャボンディアイランド以来の黄猿との決戦!
カイドウを倒して今乗りに乗っているルフィが、かつて「今の俺たちでは敵わねえ!」と判断した敵と再びぶつかるのはアツい。
あとやっぱりなんかカクのこと好きなんだよな…バブルガンに閉じ込めて置かないで活躍させてやってほしい…
僕とロボコ 151話
ストーリー編が終わった。
ゾロのパロディでフフッとなってけれど、さりげなく書かれた死者一名で笑ってしまった。
呪術廻戦 234話
改めてこのメンバーがここで待機している意味が説明されて安心。
アツくなりそうな秤だが、ギャンブラーとしての嗅覚なのか、こういった駆け引きの判断は冷静で的確なのがかっこいい。
そして鹿紫雲さん、戦闘狂というよりも、割とスポーツマンシップのような理念がしっかりあるみたいでちょっと見直した。
宿儺とあんなに戦いたがっていたのに、こんなにおとなしく待機できるの偉い。
きっと五条悟を見て「俺は二番手だ」って冷静に判断できるクレバーさはあるんだな。
そして魔虚羅の舵輪が回って飛び出してきた技は、宿儺の術式を付与した"退魔の剣"だった。
これは使用者の術式も式神に付与できるということなのだろうか?
それとも適応の真骨頂は適応慣れした術式の鸚鵡返しだったりするのか?
まだ底知れない十種影法術のシステムに不安がどんどん募る。
しかし「蒼」への適応能力を持っていないアギトは渋谷事変の花御のように潰されてあっという間に退場…
そしてその後五条の「紫」が放たれることが明言された。
何かしらの"無制限"の力を持った術式解放って、冥さんのカラスだったり、乙骨の純愛砲だったり、九十九のブラックホールだったりと、大体命をかけることによって発動されてきた応用だったので、無制限の「紫」で五条は死んでしまったりしないかが心配だ…
「死んで勝つと死んでも勝つは違うぞ」と伏黒に説いていた五条が自爆技をかますとは思いたくないが…
次回無茶苦茶楽しみです……
SAKAMOTO DAYS 133話
「命を奪う仕事をしているのだから、身内の死にメソメソするなんて虫が良すぎる」という神々廻の台詞が、この漫画のスタンスを物語っていて良い。
本作はかっこよくてスタイリッシュな超人のように殺し屋がたくさん登場するが、彼らはきちんと殺しがどういった行為なのかを、その仕事から理解している感じが滲み出ている。
どう頑張っても殺し屋は命を奪う仕事。義理があっても、正義のヒーローのような情熱に駆られる素質なんてないというラインをしっかり引いている。
割とコミカルなノリで進んでいく坂本組と、シリアスなノリで進んでいくオーダー組の緩急が好きです。
展覧会潜入編楽しみ〜!
アオのハコ 115話
恋愛ベースで進んでいる漫画なので、恋愛漫画として認識しがちだけど、こういった部活への真剣さも丁寧に描いてちゃんと面白いのがすごい。
菖蒲ちゃんと匡くんのモヤっとしたやり取りとかも入れて、ここの二人の関係性もゆっくり進んでいって素敵だ。
大喜くん、がんばれ。
あかね噺 76話
今回無茶苦茶よかったですね…
てっきり優勝を逃したあかねが寄席で何を見せるか、という話になるかと思いきや、ぐりこをフィーチャーする回だった。
「…美味く作りすぎちまったな」のシーン、無茶苦茶切ないね……
スポーツ漫画でよくあるような敗者/弱者側の葛藤を、この題材でもしっかり描いてきた。
しかも落語はスポーツのように勝ち負けが明確に判定されるものではないので、なおさらぐりこ自身が腕の差を認めて言葉にするというシーンの重さが身に染みる。
勿論あかねの成長を見ていくのが楽しい漫画ではあるのだけれど、それ以外のキャラクターたちもすごく魅力的で見入ってしまう。
天性の才能ではなく、技術を磨き、自身の"仁"と向き合うことでやっと落語家として成ることができるという、この演芸の道の複雑さが説得力を持って描かれ続けている。しかもそれがこんなにキャッチーな少年漫画として仕上げられているのも毎回驚かされる。
アンデッドアンラック 173話
ついにリップたちの悲劇回避に向かう!
各登場人物に対して風子は二週目の記憶でさっさと話を進めていくけれど、毎回あっさり理解してもらう流れになる。
けれどもその登場人物たちが「こいつ(風子)は信頼にあたる人間かもしれない」と察するくだりにちゃんと説得力があるのが嬉しい。
風子が味方も敵対した否定者もきちんと向き合おうと見つめてきたからこそ、このループで初対面でも寄り添うことが出来て、それが人望として成り立っていくのは、前ループでは何も出来ずにいた風子が少しずつ報われていくような感動がある。
全員幸せになってくれ…
キルアオ 19話
この兄弟、ブラックレベルの依頼人からじゃないと依頼できない凄腕の殺し屋として登場したけれど、依頼で動いていないのか?
なんだか弟のために個人的に動いているような会話だった。
だったら企業ロゴぶら下げていて良いのか…?
あと警備員がまだ催眠かかっているかどうかわかっていない状況で実銃ぶっ放したり裏稼業の話ペラペラとしすぎだろ。
けれども「一般人には手を出さない」という縛りプレイで仕事をしてきた一三が、催眠された一般人の群れ相手にどう戦うのかは少し楽しみだ。
天馬くん、このノリだったらアスリートと裏稼業で4刀流になりそうだな。
夜桜さんちの大作戦 192話
七悪救出成功。
ダンジョンと言っていたけれど、ゲーム風ナレーションが出るだけで全然ダンジョン探索感はなかった気がする。
二人の合体技の披露と、凶一郎と仲良くなるためのイベントっていう感じだ。
ウィッチウォッチ 123話
宮尾さんがきてくれてよかった…
ウルフがケイゴのことを認めるような台詞を聞かせてくれたのも何だか嬉しい。
僕のヒーローアカデミア 399話
青山くんと葉隠さんのコンボ技!
嬉し〜〜〜!!!!
それぞれのヒーロー名から引用した兵器だが、アニマを使って電力を引いてくることで青山くんのビームを出しているのもアツい。
オールマイトが生徒をもう一人のヒーローとして頼りになると認めている感じがして嬉しくなる。
それぞれのクラスメイトにこんなに見せ場を作ってくれるとは思っていなかったので、最終決戦は毎回「こんなシーンも見れるんですか!」とブチ上がる。
鵺の陰陽師 16話
ここまで「何がしたいのかわからない漫画」として読んでいたけれど、今週は割と楽しめた気がする。
バトルを派手にやってるはずなのに顔ドアップでセリフのやり取りばっかりなのは退屈したけれど、今回は二人の対話がミソの回だと思うので、普段よりは全然気にならなかったです。
というよりも日常回風の普段が意味わからなすぎるだけかも知れない。
逃げ上手の若君 124話
毒攻めみたいなみみっちい手段もクレバーに書かれて、手強い敵としての風格があるのがかっこいい。
『ネウロ』のドーピングスープがまた見れたような気がして勝手に嬉しくなる週でした。
アスミカケル 11話
格闘技シーンがメインじゃない回になると急に文字の多さが無茶苦茶目立つ。
けれどもその分きちんとテンポよく話が進んでいくので親切なのかもしれない。
のちのライバルになりそうなキャラが登場したので、彼がどんなキャラクターなのか楽しみだ。
戦略の幅広さが語られた競技なので、ロジックタイプのライバルなのだろうか。
格闘シーンの面白さは抜群なので、次回のアウトローたちとの対決、そして必殺技を見つけられるのかが無茶苦茶ワクワクする。
暗号学園のいろは 38話
クラス対抗戦も終わり、いろはの人望がさらに強化された。
眼鏡兵器の配布は『ハンターハンター』でクラピカが船内で念能力を公表して習得させることでパワーバランスの均衡を保ち、戦闘を膠着させたのを思い出す。
学級兵長戦が終わった後や、クラス対抗戦が終わった後のバームクーヘン回は、もしかしたら『ONE PIECE』での宴のように定番になっていったりするのだろうか。
そしてここからはどういった存在と敵対して暗号解読をしていくのか楽しみだ。
一ノ瀬家の大罪 39話
擬似家族も結局は他人同士。家族も血縁関係があるとはいえ他人同士であることは変わらない。
結局他人と向き合うことを避けながらの共生はどこかで亀裂を産んでしまうということを見せつけられたようで辛い。
最近単行本を読んでやっと気づいたのだが、このけんたくんってお父さんが不倫していた母子家庭にいた男の子だったんですね。
まじですっかり忘れていて、同一人物だってわからなかった。
けんたくんの持つ家庭の問題には、一ノ瀬家のお父さんも一枚噛んでそうな気がしてきて余計にざわざわする。
傷つけないために向き合わない擬似家族も、結局は傷つけ合うから向き合わなかった本当の家族と同じように、傷つけあってしまった。
結局他人同士が共生する"家族"という環境は傷つけあうことを回避できない気がしてならないのだけれど、本作はそれをどうやって解決(もしくは提示)してくるのか楽しみだ。
アイスヘッドギル 10話
主人公の父ドレキが王の次男であることが明かされた。
勇敢で人望の厚いドレキを恐れていたことと、祭司のミョイネに操られていることも示唆されて、今後の展開が気になってきた。
そして主人公たちのパーティーも集まって王道ファンタジーとしての雰囲気が強まってきた。
ベタな作品ではあるけれど、なんだかんだ面白くなっていきそうな気配はしっかりある気がするので、結構楽しみにしながら読んでいます。
ハコイリお嬢とグータラ執事
Twitterで読みそうなほっこり漫画でした。
ドリトライ 17話
絶対になんとしてでもこのタイトル回収だけはしてから終わるぞという気合いを感じて良かった。
父親の主張について、結果的にとった選択としては投げやりすぎるだろとは思うけれど、多少なりとも説得力のある話をしているからこそ、主人公の「でも俺が選んだ道だ!突き進むぜ!」という態度にイマイチ釈然としきれないままだ。
多分この辺りの葛藤はたくさんの試合を経て説得力を持たせようとしていたんだろうけれど、打ち切りとなってしまったからにはそこの描写も駆け足になってしまうのは仕方ないことかもしれない。
終わるならばせめて「ド級のリトライ、ドリトライだ!」は絶対に言わすぞ!という感じだ。
そして言えた。実質今回で完結でも良いかもしれない。
テンマクキネマ 20話
主人公のスタンスが"映画ファン"なので、撮影にあたって「この作品を制作することで何を描けるのか」みたいなことであったり「この作品を発表することでどういった価値を世間に見出せるか」みたいな監督としての創作の意思は全然なくて、割と「このシーンをどう見せるか/どう撮るか」という演出かのような立ち回りをし続けているような印象がある。
そして雪尾監督からの言葉も映画愛が伝わったという感動に収まっていて正直「それでいいの?」と思ってしまった。
けれど最終ページでまさかの「渚」をフルで見せてくれそうな展開がきてワクワクした。
これまで散々作中で持ち上げていたのに、フワッとしか語られなかったシーンの断片たちは、ここで全貌を見せるためにもったいぶっていただけなのかもしれない。
この物語はまだ「ただの映画好き」の少年が、脚本家と俳優に支えられて映画監督になるための第一歩を踏み出すというフェーズだと思うので、監督として何を見据えるかはまだまだ先の話なのかもしれない。
人造人間100 36話
完結してしまった…
人造人間は結局欲しがっているものを永遠に手にできない悲しい存在として一貫していたのが良かった。
100号も次第にあしびとの利害関係を超えた関係性を築いていくのかと思いきや、安っぽい展開で情が芽生えるなんてことはせずに物語を描き切ったのは見事だと思う。
絢子さんの自己犠牲精神についてのくだりもしっかりやっていたので、人間が持つ自己犠牲精神の危うさと尊さをしっかり語った上で、人造人間としての「自分のための自己犠牲」という選択に説得力がきちんとある畳み方だったと思う。
筋が通っているが故に、少年漫画らしい軽快さやバトルの派手さはあまり無くて、足取りの重い作品ではあったと思うが、個人的な好みとしてはキチンと書いて欲しいなと思うところをキチンと描いてくれる作品だったのですごく印象良く楽しんでいました。
次回作楽しみにしています。
まとめ
最近は『呪術廻戦』が毎週楽しみすぎて、日曜の夜になるとソワソワしてしまう。
『あかね噺』や『一ノ瀬家の大罪』などが個人的な好みではバチバチに刺さっているのだけれど、それとは別で少年漫画として気持ちいい成分を盛りだくさんで読める『呪術廻戦』『ヒロアカ』『アンデラ』あたりは単純に漫画を読む快楽があって好きだ。
『ONE PIECE』はワノ国編を追いきれていないところもあって少し置いてきぼりを喰らっていたけれど、ベガパンク編からはしっかりついていけているし、懐かしいキャラも再登場の嵐なのでとっつきやすくて今ではすっかり楽しく読んでいる。
次回からの新連載も楽しみです。
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