随筆

社会に少し戻ってきたので、インターネットが疎かになった。

ちょっと元気になってきた。

嘘です。割と元気です。

わりかし、それなりに、ぼちぼち、程々に、そのくらいの元気さです。

何かを楽しめるし、人と話せるし、何かに落ち込んだり、立ち直ったりしています。

つまりむちゃくちゃ普通の状態です。

こんな陰々鬱々とした記事を書いていたけれど、1年半程度の時間を経て無事に社会復帰をするところまできた。

まじでしんどかった。

全部がびっくりするくらいつまらなくて、全部がびっくりするくらい怖かった。

けれども幸い私は周りの人に恵まれていたし、自分のアイデンティティを潤してくれる好きなものがたくさんあった。

やってきたことや掻き集めてきたものが膨れ上がって、破裂しそうなその面積とその空洞さにビビったりしたりしていたけれども、よく見てみればそれを構成する欠片はどれも変わらずに好きなものであったし、何より自分がやってきたことは周りの人が観てくれていた。

よかった〜〜〜〜〜!!!!
あぶね〜〜〜〜〜!!!!!

好きなだったものにまたゆっくり触れ直していくことで、少しずつ心を取り戻していった実感がある。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの『桜草』を先日ふと聴いたりしたんだけど、やっぱりいい曲でぶったまげた。

一日中毛布に包まって
世界から逃げる
傷つくことはなかったけど
心が腐ったよ

公園のブランコにまただって
世界を揺らせば
何故か急に寂しくなって
君の名を呼ぶよ

ひとつふたつ失くしたピースを
ひとつひとつ心で探す
全部拾い集めたら
憂鬱な日々も少し晴れるかな

『桜草』作詞:後藤正文

ゴッチ、すげ〜〜〜〜;;

昔好きだった音楽を聞き直したし、昔好きだった小説や漫画をもう一度読み直してたりした。
昔好きだった映画を見直したし、昔好きだった芸人のネタを観て笑ったりした。

好きだったものを思い出そうとする作業を重ねるほど、「好きだった」というよりも「今も好きだな」とまた感動するだけだった。

でもその使い古した感動をもう一度噛み締める作業をしたことが、自分が立ち直るには必要な時間だったんだろうなと思う。

正直自分を悩ませていた問題がゆっくり解決して不安が消えていくみたいなことは一切起きていない。
問題は常に隣にいるけれど、自分を保つための最低限の形に整えて、並走しているようなイメージかもしれない。

「こんなんじゃダメだぜ」と思い「ここで仕事したいぜ」と思えるところに応募して「俺はやるぜ」と面接をした。受かった。仕事がはじまった。

たのし〜〜〜〜〜〜〜;;

1年半本当に何もできずに何もせずに過ごしていた反動なのか、単純にホワイトな環境で好きな仕事をできているからなのか、多分両方な気もするが、仕事が全然嫌じゃない。

ゴッチ、すげ〜〜〜〜〜〜;;

違うか。ゴッチは関係なかった。
すごくて偉いのは私自身でした。

そんなこんなですっかり現実が慌ただしくなり、立ち直るまでに大きく貢献してくれたブログをほったらかしにしてしまっていました。

ジャンプ、読み続けています。
ヒカキン、見続けています。
ブログ、書きます。

解散ッッッッッッッッ!!!!

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