YouTubeの王
それはHIKAKIN(敬称略)である。
彼は2010年に投稿したYouTube動画をきっかけに動画投稿者として活動を続け、現在(2022年11月)登録者数はメインチャンネルのみで1090万人というバケモンレベルのYouTuber。
この時代、言われなくとも誰もが知っている存在といえるだろう。
彼の生い立ちや詳細などについてはウィキペディアや「HIKAKINのプライベートは?結婚している?収入は?調べてみた」などのサイトがコケにまみれるほどあると思うのでここでは特筆しない。
私はこのHIKAKINという存在とはほとんど触れることなくこれまで生きてきた。
"なんか無茶苦茶好感度が高い大物老舗YouTuber"として人生の視界の端に常に彼が居ただけだ。
当時ゲーム実況者などをニコニコ動画で見ていた世代の私にとっては、YouTuberというコンテンツを楽しむ習慣があまりないにも関わらず、彼の存在の大きさはいやでも伝わってくるのだ。
なぜHIKAKINはここまで登り詰めたのか?
なぜHIKAKINはこれほどまで愛されるのか?
なぜHIKAKINはこれまで活動を続けてこれたのか?
これはHIKAKINを知っていながらも誰もはっきりとわかっていないのではないだろうか。
彼のストイックさや根気強さ、懐の深さや純粋さなどはSNSなどでたびたび目にするが、HIKAKINの魅力ってそんな150文字程度で説明されてしまうほどチャチなもんじゃあ無いんじゃないっすか?!
HIKAKINの動画を全く見てこなかったわけではない。
なんどなくYouTubeをほったらかしてたら自動再生されてきたり、急上昇動画で出てきたものをなんとなしに再生してみたり、けれどもそこに映るHIKAKINはカリスマ的コンテンツを生み出し続ける、アスリート的インターネットスターにはとても見えない、いつものHIKAKINがいるだけである。
新商品を食べるHIKAKIN。
変な顔をするHIKAKIN。
ゲームをするHIKAKIN。
爆買いするHIKAKIN。
とてもじゃないが私には、このお茶目な変顔をする彼がYouTube界の革命家チェゲバラには見えない。
彼はHIKAKINでしか無いのだ。
そこで私はHIKAKINをもっと知りたいと思う。
現存するHIKAKINの動画を過去から全て見れるだけみて、彼のコンテンツの魅力、そして彼自身の魅力を全力で理解したいと思う。
皆が無意識の中で惹かれるYouTubeコンテンツの鬼、HIKAKINとはなんなのかを突き止めたい。
その道中をどうか見届けてもらえると嬉しい。
ちなみにHIKAKINは2020年の1年で327本の動画をアップしたらしい。
今回見ていくHIKAKIN TVは2011年から始まったため、11年分の動画がたんまりと残っている。
果たしてこの企画は終わるのだろうか…?
※HIKAKINは現在チャンネルを5本回しており、今回全て見るのは彼が現在メインチャンネルとして運用している「HIKAKIN TV」というチャンネルの動画になる。