週刊少年ジャンプ

週刊少年ジャンプを定期購読していることについて。-打ち切り漫画を追う楽しみ-

2022年11月23日

私はジャンプ+のアプリから週刊少年ジャンプを定期購読している。

以前はよくないながらもコンビニで立ち読みをしてしまっていたのだが、iPadを持ってから電子書籍に触れるようになり、嵩張らないしこれなら毎週でも読みやすいじゃないかと購読に踏み切った。

罪悪感を感じずに毎週月曜日になった瞬間にジャンプが読めるのはとても心地いい。

いざ定期購読を始めてみると自分にとってジャンプを購読していない理由は「単行本で読みたい」とか「好きな作品だけ読みたい」とかいうようなはっきりした理由は特になく、ただ単に「でかい雑誌を毎週買って定期的に捨てるのが面倒」という点が90%くらいをしめていたことがわかった。

ほとんどの掲載作品が途中から読み始めるものなのだが、やはりジャンプの王道ストーリーなどのセオリーがあってか、なんとなく前後の流れやキャラクターの関係性などは追いながらだんだんと把握していけるのも楽しみの一つになっていった。

そして何より、新しい楽しみができたのだ。

新連載から打ち切りまでを見届けることができる。

これが思っても見なかった楽しみになっていたのだ。

もちろん好きな作品の面白い最新話を楽しみにはしているのだが、好きでも何でもない面白いのかよくわからない作品がどう続いていくか(そして終わっていくのか)というのはジャンプを購読していないとなかなか見ることができないのではないだろうか。

世の中には打ち切り漫画を好き好んで蒐集するという変わり者いるようだが、そうでない自分にとっては2、3巻で終わってしまった作品の存在は今まで認識している世界にはほとんど存在していなかった。

この漫画、雲行きが怪しいな…
今までもったいぶっていたのに上層部のキャラが急に全員出てきたな…
なんの前触れもなくFFのラスボスみたいな"上位存在の概念"が立ち塞がってきたな…
ここ一番の勝負なのに急にダイジェスト的なスピード感で終わっていったな…

こういったヒリヒリする感覚を肌に感じながら、ついにその作品が終わった時には心から作者への「お疲れ様です…!」という気持ちが吹き上がってくる。

自分が今まで読んできた"面白い漫画"というものは一朝一夕で作られるものではないのだ。
その漫画がどれほどの技術を持って読みやすく、惹きつける、魅力的なシナリオやキャラクター、演出で組み上げられているのかを思い知る。

ジャンプを購読すると好きな作品も好きでない作品も問わず一冊をじっくり読んでしまう。
私にとって、そこに「おもんない漫画」と切り捨てられる作品は一つもないのである。

是非皆さんもジャンプの定期購読おすすめです。

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