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財布の煩わしさを全て捨てた財布-SECRID Mini Walletについて-

2022年12月28日

財布を持ち歩くのがめんどくさい。

好きな鞄はあるけれど、パッと軽く外に出る時などは手ぶらで出たい。

そんな2022年の現在、手ぶらでも何とかなりそうでならない。

コンビニならスマホがあれば大丈夫だが、途中で冷蔵庫の中身を思い出し、もう少し先のスーパーまで足を伸ばすこともあるだろう。
なんとなく散歩に来た中で気になるカフェを見つけることもあるだろう。
何だかむちゃくちゃご利益がありそうな寺社仏閣に突き当たったら、思わずお賽銭をしたくなることもあるかもしれない。

なんだかんだでちょっとした事に、ちょっとの現金がいる。
そんなキャッシュレス黎明期だ。

ポイントカードなどは今やスマホアプリに移行することで、ほとんど持ち歩く必要がなくなった。
必要なのは数枚のカードと紙幣と小銭、身分証。
ただそれだけを持ち歩きたいなのに、財布は分厚く大き過ぎたり、ミニマルすぎて別で小銭入れを持ち歩く必要に駆られるなんて本末転倒な事態を招く。

この現在に輝くコンパクトな財布、それはSECRID。

ポケットに入れるにはデカすぎたり、小さなカバンに上手いこと収まらないなど、私が財布を持ち歩く際のストレスを解消し、使う楽しさを与えてくれた財布を紹介したいと思う。

SECRIDとはどんなブランド?

SECRIDはオランダ発の財布ブランド。

基本はスライド式のカードケースを中心とした、キャッシュレス用の財布を展開。
しかし、硬貨や紙幣も一緒に持ち歩けるシリーズもあるため、完全キャッシュレスではない人でも用途によって選ぶことができる。

のちに触れるが、なんといってもそのスライド機構は他のコピー製品とは比べられない使いやすさ。(特許らしい)

そして元々がカードケースということもあり、財布自体の大きさもクレジットカードをひとまわり大きくさせた程度だ。

革製なので育っていく使用感ももちろん楽しい

コンパクトでミニマルな財布は、欲しいと思っている要素まで削ぎ落としてしまっていて、あまり使いやすいと感じたことがないが、私にとってSECRIDは色々な”ちょうどいい”に答えてくれる。

類似品とは一線画すスライド機構

この財布は金属製のカードケースを内包している。

このカードケースは財布を開くことなく、下のレバーを小指でクイとやるだけでカードを一覧表示できる。

小さなレバーだが割と軽い力でカードを出せる

こういったスライド式のカードケースは他にもコピー製品が出ているが、このレバーほど快適に使えるものはなかった。
ケース側面から突起を上に押し上げるものや、ケース底面から突起を横にスライドするものなど、どれも意外と力が必要で、片手でスッとカードを出すのに少し手間を感じるものばかりだった。

SECRIDのレバーは力を必要以上にかけることなくカードを取り出せる。
レバーが緩すぎるわけでもなく、硬すぎるわけでもない。
また嬉しいのが、取扱店舗などへいけばリペアサービスなどもしっかりと対応しているところだ。

こういったバネや蝶番などの機構が工夫されている便利なものほど、製品の寿命が気になるが、その辺りのアフターケアもばっちりなのが嬉しい。

段差状になってカードが出てくるので、使いたいカードを見失うことがない

このケース部分には4枚から6枚のカードを収納できる。

クレジットカードやキャッシュカードは数字がエンボス加工で入れられているものがあるが、そういったものだと収納枚数は少し減ってしまう。

私の場合は6枚収納しているが、一枚だけエンボス加工のカードで、他5枚はエンボス加工のないナンバーレスのカードだ。
それでもピッタリ収まっているので、6枚全部をエンボス加工のないもので揃える必要はない。

最近のカードはセキュリティやデザイン面も兼ねてかナンバーレス化していくカードが多い。
カードケースを使う人間にとっては嬉しいアップデートなので、ガンガン進めてほしい。

魅力と欠点

こういったカードケースタイプの財布によくある欠点といえば、現金を持ち歩く想定がほとんどされていないことだ。
紙幣を少し入れるスペースはあっても、小銭入れはなかったりする。(海外のメーカーだと特に多い)

しかしこの財布は、紙幣と小銭を入れるスペースが最小限ながらしっかり設けられている。

紙幣はクリップ部分に挟む仕様になっている。
特別取り出しやすいわけでも取り出しにくいわけでもないが、レシートを溜め込みがちな人は少し手を焼くかもしれない。
また、私は気にしないのだが、紙幣が三つ折りになることが嫌な人もいるかも。

そして小銭は開いた際の左側のポケットに入れることができる。
ボタンを外して本体を開いた際、このポケットは下側に向くため、うっかり小銭をこぼすことはない。
マチのないポケットなので、小銭スペースの内容量としては多くはないが、この財布を使う人はカードをメインにしていると思うので、さほど気にならない。
たまにミチミチになってしまうこともあるのだが、革製のおかげもあって、私の財布は少し小銭スペースにゆとりができるように革が伸びて来てくれた。

光沢が出てきたり、色が深く経年変化していくというのが革製品の魅力だが、こういった使い込みによって形がゆっくり変化してくるというのも嬉しいところだと思う。

紙幣はここのクリップに挟む
左側には硬貨、右側には身分証を入れる

ポケットの右側には免許証や保険証などの身分証を入れている。

スライド式のカードケース部分にも収納はできるが、いかんせんスライド式に飛び出してくるので、個人情報などはこっちに入れるのが吉だろう。

ちなみにカードケースの方はスキミング防止機能がしっかりついている。
なので交通系ICカードはこちらのポケットに入れておけば、財布をそのまま改札にかざすだけで使うこともできる。

まとめ

この財布はあくまで「半キャシュレス生活」を送る人間にベストな財布だ。

カードやアプリ決済などを中心に、ちょっとした時のために現金も少し持ち歩く。
そんな人にとっては、間違いなく快適なアイテムになるだろう。

私が財布を持ち歩きたくないのは、そのサイズや分厚さ、収納場所に困るなどの理由だった。
このSECRIDならば、ズボンの前ポケットに綺麗に収まる。

スマホとSECRIDの二つを持って出れば、外で困ることなどはほとんど無い。

手のひらに収まり、前ポケットにも余裕で入る。
そんな財布SECRID、ぜひ試してみてほしい。

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