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【第2回】YouTube界の伏線、ピルクル回-ヒカキンの現存する動画全部見る-

2022年11月23日

このシリーズはYouTuberの王、HIKAKINを理解するために彼のチャンネル「HIKAKIN TV」の動画を初投稿から全て見るというシリーズである。

前回の記事はこちら

前回、このチャンネル開設の動機を語る動画を投稿した彼が次に挙げた動画こそが、正式な動画第一弾と言えるだろう。

早速見ていこう。

世界一おいしい飲み物『ピルクル』2011/07/21

キュルキュルキュ↓キュ↑キュッ-↓! キュ↓キュ↑キュ-↓!!
ブンブベッ!! ツッツカッツツィーベン!! カツツツーベン!!
ズンブツベベン!! カツツツーベン!!
ヒ カ ッ キ ン テ ィ ー ヴ ィ ー
ツルルンバウ…バウ…バウ…

HIKAKIN、前回を超えるのは当然だった。

ものすごい手間だ。

「ブンブン!ハローユーチューブ!」なんて挨拶がママごとのように感じられるくらいにボイパの腕を振るわせている。

それもそのはず、やはり彼がYouTubeで注目を浴びたきっかけはそのボイパのクオリティの高さだ。
今まではその畑で活動していた彼がそこから飛び出した一発目の投稿。アピールポイントは初っ端からかましていく。確実で賢いやり方だ。

一発目のビデオブログはこれを紹介したかったんです。

僕がこの世で一番好きな飲み物。
僕の中でこれに勝るものはありません。

その名も、
ブンブーーーンジャジャーン
ピ-ルク---ル
ブッパァン…ゥアッピルクル…

こいつらですよ。
ピルクル

すごいボイパ見せてくる。

そしてピルクル。ピルクルなの?

この記念すべき動画第一弾に取り上げた商品はあのピルクルだった。いいの?ピルクルで。

しかし今思い返してみれば、2019年5月、HIKAKINはピルクルのイメージキャラクターに起用され、コラボパッケージが発売されていた。

その時のパッケージがこちらだ。

まさかこの動画から8年近く経った後、パッケージに載るだなんて当時の彼は思っても見なかっただろう。

このパッケージもすごい気合の入り用である。

6種類の様々なHIKAKINがそれぞれのパッケージを彩っている。
1Lのパックに至っては全種類のHIKAKIN(全種類のHIKAKIN…?)がお出迎えである。

こんな公式イメージになるほどの偉業はここから着実に進んできたからこそなのだろう。

まさかこの第一回の動画が2019年につながる伏線だったとはこの時は誰も思いもしなかっただろう。

さて、動画に戻るとついにピルクルを開封してピルクルの魅力に触れていくHIKAKIN。

ピルクルは他の乳酸菌飲料と違い、濃厚!そして安い!という点を褒めていくHIKAKIN。

今お風呂上がりなんですけど、めっちゃうまいですね。

それに特定保険用食品。

ググッと美味しく乳酸菌

元気クールクール、ピールクール(バスボイス)

って書いてありますね。(フフッw)

HIKAKIN、ちょっとちょけてくれました。

しかも急なバスボイスに自分で少しニヤついてしまうという初々しいところまで見せてくれました。
今ではあまり見られない姿ではないかと思うと少し興奮してしまいますね。

それでは最後に、僕がこのピルクルについてアドリブで一発いきますので聴いてください。どうぞ!

最後は取り上げた商品をお題にボイパを披露してくれるのだ。

歌詞は「ピルクル」「とても美味しい」「特定保健用食品」と繰り返しながら重厚なボイパを繰り出し始めた。

なんて豪華なエンディングだろうと思いながらキーボードの「→」を数回連打したところで動画は終了した。

これが記念すべきHIKAKIN TVの第一歩か…

第一回のピルクル回が早速未来(コラボパッケージ)に繋がっていることを実感し震えた。

取り上げる題材も私たちにとって身近な商品。
そう、HIKAKINはテレビの向こうの俳優や芸人などではない。
かつては僕らと同じ庶民的な生活を送る一人の人間だったのだとほっこりさせてくれた。

見た目は完全にその辺のお兄さんといったところだし、今時のYouTubeらしい間を詰めるカット編集や字幕もない。
「イェ〜イ!」というSEも入らない。チャンネル登録よろしくねとも言わない。

しかし、これは間違いなくHIKAKINのYouTubeなのだ。

これからHIKAKINの動画はどうやって展開していくのか楽しみだ。

それでは。

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