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"持ちやすい差し色"を小型端末に -MOFT Oについて-

私は本を読むのが好きだ。

紙の本や漫画ももちろん読むのだが、最近は電子書籍で読むことも非常に多い。
以前電子書籍についての勧めを説いた記事を書いたとおりである。

例の電子書籍に関する記事

私はこれでも紹介した、BOOX Poke4 Liteを気に入り毎日使っている。

この端末はKindle端末と違い、Googleストアから好きなAndroidアプリを入れることができるので、もしKindle以外の電子書籍サービスを利用している人でも使える便利でコンパクトな端末だ。

何より私はこのサイズ感や商品の見た目にすっかり愛着が沸いてしまっている。

文庫本と全く同じサイズなので、上着のポケットにポイと入れておける。
普段ふとした時間にスマホを触ってしまう習慣が、これによってすっかり読書が進むようになった。
紙の本よりも薄く軽く、いい意味で雑に扱えるちょうど良さだ。
以前はカバンに本を入れていても、カバンから本を取り出すのが億劫でスマホを触ってしまうという元も子もない状況が多かった。
それがこいつのおかげですっかり解決された。少し暗いところでも読みやすいのも助かる。

そんなわけで私はBOOXを愛用しているが、この端末は良くも悪くもベゼルが狭い。
手に持った時に、小さい端末けれど握り込むことができないサイズゆえに落とさないか不安になる。

そこで登場してくれたのがMOFT Oだ。

今回はこのコンパクトで魅力的な電子書籍端末と組み合わせて使っている、スタンド兼スマホリング(的な役割)を果たすアイテムを紹介していこう。

MOFT O

MOFT(モフト)とは?

MOFT(モフト)とは、アメリカのLeMore社が販売するガジェット周辺機器のブランド。

折り紙のような構造でコンパクトに畳めるスマホスタンド、PCスタンドが有名。

ガジェット好きの人ならば誰もが知っているような定番さと信頼がある商品シリーズ。

最近だとiPhoneの背にはマグネットのMOFTをつけている人もよく街で見かけるくらいの認知度(な気がする)。

スマホやタブレット端末にはとりあえずMOFT Xをつけておけば、思っている以上に便利になる。

これはMOFT Xのりたたみ時。
開いた様子。縦でも横でも使える。

私の場合はスマホに対してスタンドが必要になったことは全然なかったのだが、タブレットとなるとまあスタンドが欲しくなる。
むちゃくちゃ立てかけたい。立てかけておきたい時の方がほとんどくらいだ。
しかしタブレットのスタンドは横向きで立てることしか想定していないものも多く、そんな中でMOFTは縦でも横でも立てかけられるのがむちゃくちゃ嬉しい。

今回はMOFT Oについて詳しく書いていくが、とりあえずタブレットのスタンドが欲しいと思っている人は、とりあえずMOFT Xは間違いないので要チェック。
(マグネットタイプ、粘着タイプがそれぞれあるので要注意)

MOFT XについてはまたiPad miniと合わせて記事を書くと思うので、そちらで詳細を書くのでその時はまた覗いてみて欲しい。

MOFT Oの不器用なりのちょうど良さ

そんな看板商品を持ったMOFT。正直MOFT Xを出し続けているだけで売れ続けるだろうに、少し変わった新シリーズも出している。

それがMOFT Oだ。

MOFT O

まんまるで可愛い。

これがスタンドですか?となるかもしれないが、一応スタンドである。

この子もMOFTらしく折りたたみ構造になっていて、普段はこんなまんまるのワッペンのような姿をしている。

立ち上がると、こう。

立ち上がった様子

この垂直に立った部分にもマグネットがついているので、この状態でしっかりキープされる。

MOFT Xとは違い、折り畳みの具合を変えることで角度の調整はできない。スタンドとするなら基本はこの角度一択だ。

私はこのMOFT Oを電子書籍端末のBOOXにつけている。

iPhoneのMagSafeに貼り付けることを想定している設計なので、MagSafeの付いていないデバイスに取り付ける場合はマグネットシールを貼り付ける必要があるが、割と薄いシールなので私は許容している。

以前はもっとダサかったシールだがだいぶ改善された

このシールの部分にピタッと張り付く。

わりかし強力な磁力でくっついているので、うっかり剥がれたりすることは基本的にはない。
(バカみたいに重たいiPhone Proシリーズとかだとどうかは知らないが、少なくともBOOXは全然平気)

スタンドとして立てかけた様子

角度の調整はできないものの、一旦机に置いておくときなどはこれで十分だ。
スマホやタブレットで使う場合は横向きにしたり角度を変えたりしたくなることもあるかもしれないが、電子書籍端末は文字が読みやすければいいので、このMOFT Oの融通の効かなさはさして欠点にならない。

MOFT Xのようにカードを収納したり、薄さに特化しているわけではないが、その機能を求めていないのであれば見た目の可愛さもあるし、私はこちらを選ぶ。

不器用な製品は不器用なりに可愛いところもあったりする。

実はこっちが本領!スマホリング的な活躍

スタンドとしてはぼちぼちだというようなことを書いていたが、実際にMOFT Oが活躍するのはスタンドとして機能している時ではない。

スマホに取り付ける落下防止のリングのような活用ができるのが、私がこのMOFT Oを気に入っている一番の理由だ。

MOFT Oは、開いた状態でそこに指を入れることで、挟み込むようにデバイスを支えることができるのだ。

ここに指を挟みこむことができる

これのおかげで、細いベゼルでつまみしろがないBOOXも安定した状態で持つことができる。

つまり、こういうことだ。

こうして
こう!

持ちやす〜〜〜〜〜い!!!

大助かりだ。

画像でわかるとおり、画面に指をかけずに、かつ安定した状態で持てるので、この状態で外でも安心して使うことができる。

マグネットシートと本体を合わせると、厚みは9mm~10mmくらいにはなってしまうが、BOOXは元々の本体が非常に薄いので私はそこまで気にならなかった。

スマホリングは便利だろうが、見た目が気にいるものが全然見当たらず、そこから敬遠していたのだけれどもMOFT Oは見た目も可愛い。

私は白いデバイスに差し色的に黄色を選んだが、もちろん黒やネイビー、オレンジなどのカラーバリエーションもある。

スマホに使うのももちろん便利だと思うが、こういったスマホ以外のデバイスでも大活躍してくれるMOFT O。
ぜひチェックしてみてほしい。

まとめ

超有名メーカーが出している、ちょっと地味な商品だが、MOFT Oはスマホリングという土俵であれば充分に活躍できる。

もし電子書籍に手を出そうかと思っている人がいるのならば、私はなおさらこのMOFT OとBOOXの組み合わせを推したい。

またマグネットでの着脱が可能なので、ジップロックなどの袋に入れて風呂の中でも本を読みたいという人も、その時はMOFTを外すなどの融通がきくのも意外と嬉しいポイントだ。

これを機に電子書籍での読書生活を始めてみてはいかがだろうか。

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