たとえ食品以外でも濃さと甘さを追求する男、HIKAKIN。
そのこだわりの強さを前回は体感した。
また、彼の兄であるセイキンの存在も微かに匂わせ、私としてはすでに彼らのコラボ動画が待ち遠しい状態だ。
さて、このシリーズも無事に10回を越したが、同時に「私はまだ10本しかHIKAKINの動画をちゃんと見ていないのか」とその先の道の長さにうんざりしそうになる。
私がうかうかしている内にもHIKAKINは新しい動画をアップし、最新の動画との距離が一向に縮まらないなんて事態になりかねない。
この世で一番無益な"アキレスと亀"のような状況を作ってはいけない。
めげずにHIKAKINの動画を見ていこう。
ワン、トゥー、ワントゥースリー! スコォー!
生とろプリンは美味しいね♪ ベンベンベン!!
カラメルソースが絡まるよ♪ スプォ!!スッブンッブ!ッスハンブッンブ!!
スッブンッブ!ッスハンブッンブ!! ブンブンブン!!ブ生とろブンプリンはブン美味しいね♪ ベンベンベン!!
カラメルブソースが絡まるよ〜〜〜♪ゥフハフウィフハプ!!
トゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!ッカ!!…ッカ…ッカ…
生とろプリン!
今回はしょっぱなボイパパターンで開幕。
言っている内容は相変わらず薄いものの、やはり見応えのあるボイパを見せてくれた。
紹介していきます。生とろプリン。
なぜこれを紹介したいかというと、とにかく美味しいから!
そして!ちょっと普通のプリンと違うんです。
何が違うかと言うと……
開けていきますか。(プリンを開封)
なんだなんだ、ちょっと気になるじゃないか。
どうしたHIKAKIN。
きちんと紹介っぽくなってきているではないか。
商品はもちろん美味しいという伝えた上で、あくまでその辺のとは違うぞとフックを用意してきた。
しかもその違うところはまだ見せない。
「まあまあ落ち着いて、プリンをひとまず開封しましょうよ」となだめられることでより興味を引いてきたのだ。
ビリリ…パカっ!
(小袋を取り出す)カラメルソースがこうやって別で入っているんですね。
(パッケージを読む)とろーり滑らかな食感が引き立てる北海道産クリームの深いコク。
香ばしいカラメルソースが一口目から味わえるように別で添付しました。
お好みに合わせてお楽しみください…と言うことですね。嫌いな人はいないでしょう。
僕はもちろん全部かけます。開けてみます。ほい!
(プリンを傾けて溢そうとしながら)ほら、溢れそうになる!
塊というより液体に近いんですね。
なるほど。
カップの底に敷かれがちなカラメルソースだが、どうやら小袋で付いているため最初からでも途中からの味変的な楽しみ方もできるプリンらしい。
もったいぶった割には商品説明を読み上げるだけで少々物足りない気はしたが、プリン自体はとても美味しそうに感じられる。
(ソースを開封し)ではカラメルソースを…
カラメルソースを……
カラメルソースを………
絡めるソース!(面白い声)
なるほど。
…こうやって…(絡めるソースをかける)この工程が好き!
いただきます。
(スプーンで掬いながら)ねちねちしてて良いね。
(パクり)あぁ…!レベルが違う!
レベルが違うっていうか…LEVEL(レヴェウ)が違う…
ちょーー美味いね!めっちゃうま!
おもんないながらも商品への愛情がしっかりと伝わってくる。
本当に美味いと思っている商品なんだね、HIKAKIN。
しかし今回はまだ得意の「濃い」や「甘い」が出ていない。
そろそろ他の表現でうまさを我々に伝えてくれるのだろうか。
ごめんなさい、これ食べてください!絶対に!
これお世辞じゃない。
プリンの部分がすごい甘いんだけど、カラメルソースがちょっと苦いのに合うんです!
100個あったら100個食べたい!
生とろプリンでした。
ほとんどのプリンがそうだ。
プリンとは甘くてカラメルがちょっと苦いものだ。
「普通のプリンと違うんです!」と興味をひいてくれたというのに、最終的に"プリン"というものの概要のような感想で動画は終わってしまった。
この商品は「一口目からたっぷりのカラメルソースが食べられる」という点が売りではなかったのか。
開封してからは一切その点に触れていなかった。
レビューを始めたは良いものの、いざ大好きなプリンを食べはじめてしまうと他との違いだのなんだのかんだの…そんなことより甘くて美味い!
そんな具合にプリンの美味さでその辺の事など吹っ飛んでしまったのだろうか。
そう思うとなんだかとても愛くるしいではないか。
もしかするとHIKAKINが今まで食べてきたプリンは、カラメルソースまで凄く甘かったのかもしれない。
逆にプリンもカラメルも無茶苦茶にがいもの(それはもうプリンなのか?)を食べ続けてきたのかもしれない。
なんだかちょっと泣けてきた。
HIKAKINが甘くてほろ苦いプリンを食べられてよかった。
「このとっても甘いけど、ソースがほろ苦いやつが"プリン"だよ」と抱きしめてあげたい。
HIKAKINは今回プリンの味を完全に理解したといえるだろう。よかった。
引き続きHIKAKINの感動を動画越しに見守っていきたいと強く決心することが出来た。
それでは。