前回、「甘い」「濃い」「ちょっと苦い」以外の味覚を伝えようとしたところ、そのボキャブラリーにエラーが生じたのか、突如ボイパロボットになってしまったHIKAKIN。
ボイパのラッシュの直後、何事もなかったかのように「むっちゃ美味しいです!」と笑顔で動画を締めていたが、彼のバグは治ったのだろうか。
今回の動画でもそのバグが続き、始終ボイパしかしない動画になっていたら一体どうしようか。
そんな不安と期待がありつつも、今回も動画を見ていこうと思う。
本日は8月16日。
なかなか疲労困憊の中、ノリで名探偵コナンのテーマソングをビートボックスで撮影してアップしました。
それが終わってからのビデオブログです。
よかった。ボイパロボットになってしまうバグはもう治っているようだ。
なんと今回はサングラスをしていない。
仕事にも疲れ、ビートボックスの動画も撮影し、そのあとという説明の通り、彼のそのサングラスを外した素顔から疲労が見て取れる。
もしかするとボイパバグが治らず、ビートボックスの動画を一本撮影することでボイパを発散するというデバッグ作業をしていたのだろうか。
そんな中だというのに毎日投稿を続ける彼の粘り強さ。尊敬に値する。あのストイックさはこの時から健在である。
今回は食べ物ではありません。
こいつでございます。
スマイル♪スマイル♪
エベバディスマイル♪
ピット♫
スマイル♪スマイル♪
エベバディスマイル♪
ピット♫僕に会ったことある人はわかると思うんですけど、僕しょっちゅう目薬刺すんですよ。
中学の頃からコンタクトなんですけど、寝る前にコンタクト外して刺す目薬がすごく気持ちいいんですよ。
今回は食べ物のレビューではない。
ジョンソン&ジョンソンのボディーソープの時以来となる食品以外のレビューだ。
今の所ボイパは登場せず、CMソングとかでもない完全HIKAKINオリジナルの楽曲によって商品名が繰り出されている。
やはり直前にボイパの動画撮影を終わらせたということもあり、ボイパを披露したいという衝動が今回の動画では抑えられているのかもしれない。
とにかくスーッとするやるが好きです。
大体色々と試して、今までは最高にスーッとする男臭いのを買っていたんですけど、それが薬局で品切れだったんです。
そしたら店員さんが「もっと値段も安くてスーパークールなのがありますよ」って出してくれたのがこちらです。
持続型スーパークール、スマイルピット!
可愛いデザインだったから「絶対今まで使ってたやつの方が効くでしょ」って不安になったんですが…
つけてみましょう
(目薬を使う)
……Super cool…!!
って感じです。
…おや?
中身があまりないのはいつも通りなのだが、普段ならここでボイパを披露して動画が終了してもおかしくない。
なのに今回のHIKAKINは、なんというか、こう、冷静だ。
食べ物のレビューじゃないので「美味い!!!」という衝撃や「早く食べたい!!!」といった衝動がないのが大きいのだろうか。
それとも彼の疲労が原因か。
驚くべきことにまだ動画が1/3程度残っている。引き続きみていく。
クールはクールなんだけど、本当に嫌な感じがしない!
超いいクールなんですよ!
チクチクしたりすることもなく、完璧!
(パッケージを見る)
えーと…「辛い目の疲労に直接効く。目が疲れて辛い、目が充血する、目が痒い」
僕はこの目の疲れと目が痒いっていうのがいいですね。スーッとした目薬が苦手という方にはおすすめできませんが、スーッとしたのが好きな人は是非!
不純物度0!神がかった気持ちよさクールな、スマイルピットでした!
一切ボイパを見せることなく動画が終わった。
そして何より紹介が食レボよりは詳細な気がする。
「超いいクール」という表現は抽象的だが、「嫌な感じがしない」「チクチクしない」という補足的な情報があるため、沁みるような清涼感ではなく、すっきりとしたものだという好感を商品に対して持つことができた。
自分は目薬をよく使う人物だという説明。
色々と清涼系の目薬を試してきた中でお勧めしたいという説得力。
強いながらも不快感のないすっきりした爽快感。
他の高価な商品よりも気に入った。
これほどの情報がかつてHIKAKINの動画に詰め込まれていたことがあっただろうか?
彼の持ち味となるボイパが登場しなかったことで、動画は少し単調で退屈に感じる方もいるかもしれないが、それでもこの動画は短いため、そこまで気にならないだろう。
冒頭で話していた「今日は疲労困憊です」という挨拶も、そのあと疲労感を癒す目薬が効くという紹介につながっている。
どうしたHIKAKIN!すごいぞ!
彼はボイパと食欲を完全に封じることで、ボキャブラリーが貧しいながらも商品の感想を多く伝えてくれた。
もう3つの味覚だなんて言わせない。
「超いいクール!」としか言えなくても、商品の魅力を伝えることはできる。
説得力は文脈によって生まれる。
大事なことをHIKAKINは教えてくれた。
これからの動画も楽しみだ。進化し続けるYouTuber、それがHIKAKINだ。
それでは。