週刊少年ジャンプ

週刊少年ジャンプ2023年8号(1/23)について

2023年1月23日

表紙は『アンデッドアンラック』

年末年始の合併号のおかげでずいぶん久しぶりのジャンプな気がする。

毎週月曜日になったら面白い漫画がたくさん読めるということに、思っていたより人生を明るくしてもらっていたことに気づいた。

今年もまた毎週ジャンプが読めるのが嬉しくてたまらない。

アンデッドアンラックもループ後の展開から掲載順が上位に登ってきている。アニメも楽しみだ。

アンデッドアンラック

ボイドを仲間にするための試合。

否定者としてまだ目覚めていないボイドには否定能力は使わない。

風子はボイドのボクサーとしてのプライドを尊重して戦う。

そして目覚めるボイドの不可避能力。

アツいぞ。

風子がやっぱりここまで風子が1周目の記憶とアーティファクトで無双RTAをしていたからこそ、ここでのフィジカルの凡人さがかっこいい。

安易に最強にならないっていうのは少年漫画では大事な気がする。

しかし次回からは能力者同士としての戦い。

応用が効くようになった風子の不運能力のバトルが無茶苦茶楽しみです。

SAKAMOTO DAYS

無茶苦茶面白くなってきた!

最近はストーリーというよりもバトルやキャラの美学のかっこよさが良いと書いていたけれど、物語も盛り上がってきた。

晶がリオンの仇のためにスラーへ向かう。

『NARUTO』でいうサスケ奪還編のようなアツさがやってきた。

セバや周も共闘メンバーに加わりそうで、これからぐんぐん面白くなりそうだ。

ONE PIECE

ボニーとベガパンクの会合。

くまとベガパンクが交わした約束がついに明かされそうだ。

しかし何より嬉しいのがカクがゾオン覚醒しているっぽいところ。

もしかしてキリンから麒麟になっている?
無茶苦茶かっこいいぞ、カク。

カクは性格もキャラデザも好きなのでまだまだ活躍してくれると嬉しいな。

そしてまたクローンが出てきたりなど…世界政府が裏で色々やっていることがどんどん明かされていく。

ONE PIECEはもう随分ととにかく読みづらい状態で耐えてきたけど、やっぱり見届けたい思いがあるので読んでしまう。

悔しい。

呪術廻戦

天使のバックボーンが明かされ、来栖自身は完全に伏黒の味方であることがわかって安心した。

伏黒、完全に王子様じゃんか。

あとここで釘崎について久しぶりに触れられて嬉しかった。

ずっと濁しているけど、釘崎はちゃんと復活できるのだろうか…

天使と宿儺を巡ってシリアスな事情が絡み合う伏黒パーティーに、ただのバカの高羽がいるのが助かる。

これからもふざけ続けていてほしい。

僕のヒーローアカデミア

ラブラバの再登場で、ということは?と思っていたが、やっぱりジェントル登場!

文化祭の話は休憩回だと思っていた分、ここで回収されるのは予想外で無茶苦茶テンションあがっちゃった。

しかも何気なく書かれていた刑務所の一カ所だけ脱獄がなかったのがジェントルのおかげだったの、カッコ良すぎる。

他校の人やレディナガンも登場して、ついに反撃パート突入か?!

デクの行動がヒーローを産んでいっているのが本当に嬉しい。

アオのハコ

夢佳の登場で千夏のバスケに対する想いがどんどん見えていく。

ここまでは恋愛面の話を続けてきたけれど、ここからバスケに対するおもいについての掘り下げをしていくのが楽しみだ。

一ノ瀬家の大罪

記憶を失ったことで、自身のやっていたことを客観視して"気持ち悪い"と感じるようになった詩織。

翼くんがいてよかった。

互いの過去が詰まった部屋を明かすことで、現在を肯定し合う儀式的なくだりだけど、翼の部屋が初登場したと今とで読者としても感触が変わってきていて面白い。

翼のカメラが壊れているっぽかったが、中に入っている写真で何かが明かされたりもしそう。

次回からは父親に焦点が当たっていきそう。

マルチとかカルト系のヤバい会社に勤務しているのだろうか?

あったかい話と不穏さの振れ幅で酔いそうだ。

僕とロボコ

まさかのおはスタ回。

もう山ちゃんしかわからない世代なのだけど、レイモンドいじりのせいでレイモンドがどんなやつだったのか無茶苦茶気になってしまった。

どんなタイアップが来てもロボコは本編通りのテンションでいけそうな強さがある。

作者器用すぎるだろ。

逃げ上手の若君

今までギャグキャラっぽかった北条泰家が交渉するところカッコ良すぎる。

こういうの大好きです。

小物っぽいやつが急にキモが座ったところ見せてくると一気に惹かれちゃうよね。

戦略とかも色々と説明されるけど、時代的に寝返りとかも多かったと思うと、こういった活躍も描かれるの面白いな。

イチゴーキ!操縦中

あんまりハマっていないイチゴーキだが、突っ込んでいるキャラが一番動きとしてはボケているって珍しいギャグ漫画かもしれないですね。

あかね噺

ジャンボいいやつだな。

そして「話と人が合っていない」ことから、ずれていること自体で笑いを取る流れになるとは予想外だった。

兄弟子のエピソードでもあった、落語をやるには真面目すぎる人が「真面目すぎる落語」をすることで笑いが起きるというのと同じ構造。

あかねの花魁っぽくなさをそのままに、あかねがやるから面白いという形を見つける流れがカッコいい。

肝心のお茶汲みのネタは前座の舞台までお預け。こういった細かい物語構成の引きもうまくて本作は毎週楽しみになっちゃう。

暗号学園のいろは

たゆたん、強キャラ感はずっとあったけれど、ついに動き出すか。

暗号で戦争を止めるとは一体どうやって、という感覚が少しあったが(実際エニグマの解読は戦争を"止めた"というよりも"終わらせた"という形になるわけだし)、このSOSを拾うという解読から進んでいくのには感心してしまった。

こういった行動から、人を救う流れに着実に前進していくのかと思うとアツい。

ウィッチウォッチ

キャラの可愛さ、ギャグ、ちょっといい話のてんこ盛り回。

本当にこの作者はバトル以外は器用にこなすからすごい。

人造人間100

今回は舞台を整える説明回だったけれど、これからどんどん面白くなっていきそうな予感。

人造人間を殺すことを全て100号に任せていたけれど、あしびはその覚悟を持っているのか?

100号との関係性にはまだ信頼というものがあまり築かれていないので、ここからその関係性の変化がどう描かれていくのかワクワクしてます。

高校生家族

何やってんだよって毎週思うんだけど、なんか毎週楽しく読んじゃう。

真剣なトーンで全員ふざけてるっていう笑いをずっと続けているの、だいぶすごいと思う。

夜桜さんちの大作戦

目指す人は凶一郎。

これまで散々美味しいところを持っていったのは、このくだりのためだった。

こうなってくると凶一郎がどこかで退場することになってしまいそうでちょっと嫌な予感。

最強キャラって大体終盤戦までに戦闘不能になっちゃいがちですよね、少年漫画って…

マッシュル

全部説明するバトルと、全部をギャグで受けるバトル。

全然好きじゃなかった本作だけど、こういった流れこそ本作の本領なんだなって納得した。

真面目にバトルしたり少年漫画らしいアツい展開をやっている時は全然ノれなかったんだけど、本来はこういう漫画なのね、と安心した。

ギャグ漫画がバトル漫画に変遷していく正攻法はあるけど、本作に限ってはギャグを捨てていない時の方が面白く読めた感覚があるので、それぞれのテイストにあった調整ってあるんだなと思った。

ブラッククローバー

無効化系はやっぱり最強よね。

主人公が気付きを得てさらに強くなるシーンってどの作品でも名シーンだと思うんだけど、パッとしないような気がしてしまうのは私が本作を読み込んでいないからなのだろうか。

敵の強さや味方の強さに対する解像度が低いので、勝ったり負けたりしてもあまりアツくなりきれない寂しさがある。

ギンカとリューナ

なんだかんだでパーティメンバーはこの3人になるのか。

やっと話が始まった感じがあるんだけど、もう18話ですよ。

こんなに物語が本軸に乗るまでに時間かけてるのって結構珍しくないだろうか。

『ALIEN AREA』の二の舞にならないことを祈りたい。

大東京鬼嫁伝

さらなる新キャラ登場。

もののけが真の姿を出すよりも、人間を乗っ取っている時の方が悍ましい姿をしていて強そうだったな。

やっぱりこのタッチで顔パカをやったインパクトには痺れたので、その路線でいってくれるかと期待したけれど、そうはならなさそう。

PPPPPP

兄弟それぞれの現在を追っていくパートっぽい。次回はレイジロウか。

こういうのって節々で新章の予感を匂わせながら引いていくモンだと思っていたけれど、本当に兄弟のそれぞれをのんびり描いている印象。

何を見せられているんだ?と正直思いながら読んでいるので、新章に突入するんじゃないのかよと思っているのが自分だけなのか不安になる。

まとめ

物語がググッと動き出すフェーズに入っている漫画が多くて、ワクワクした作品が多かった週だ。

『アンデッドアンラック』がもうフィーバータイムかってくらい面白い。

ハマってしまったのがでかいけど、やっぱり打ち切りとかがシビアなジャンプの週刊連載でこんな舞台装置を仕掛けてそれをうまく動かせているのはすごいことだと思う。

ヒロアカも暗いパートが多かったものの、やっぱりアツい反撃はぶち上がるほどちゃんとアツいので毎週齧り付くように呼んでしまう。

漫画うますぎる。すごいぜ。

今年もジャンプが楽しみです。

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