週刊少年ジャンプ

週刊少年ジャンプ2023年6・7合併号(1/7)について

2023年1月7日

新年一発目の合併号。

来週はジャンプがないと思うともどかしいが、今週は面白い回が多かった。

表紙は受験応援集合絵。

ウタと麦わら海賊団の巻頭カラーが入っていて、そういえば紅白にウタが出ていたことを思い出した。

バーチャル歌手の出場って初かしら?多分初音ミクとかは出ていないと思うし、来年移行こういった枠も出てきたら面白いね。

ONE PIECE

バーソロミューくまの謎の行動。

自我が少し残っているのか、改造時にベガパンクに仕込んでもらったプログラムか。

カクとゾロの激突が見れて嬉しいが、やっぱり情報が詰め込まれすぎてあまり内容に乗り切れない…

改造され自我を無くし、政府の駒として酷使されている父親を持っているって、結構エグい設定だと思うのだけど、ボニーはずっとギャグテンションで「そんなノリでいいんですか…?」となってしまっているのも大きいかも。
くまの娘っていう予想は再登場時から言われていたから、虫嫌いとかのキャラの可愛いアピールよりも、そこ深掘りして欲しかったな。

次号、ガープも再登場し、コビーの救出のために黒髭とぶつかるか。

それぞれの場所でそれぞれのバトル、それぞれの新情報が飛び出るが、全キャラお決まりのリアクションなのが退屈で、自分はもう"ワンピース疲れ"してしまっているのかもしれない。

SAKAMOTO DAYS

劇場での戦闘が大きく影で投影されるシーン、むちゃくちゃカッコよかったですね。

散々言っているが、それぞれの殺し屋を戦闘能力で差別化するというよりも、それぞれの美学で差別化しているの良いよなぁ。

パイプオルガンのパイプで戦うシーンなんて初めて見た。

アスタラビスタをターミネーター2から引用し、「なんだ…お前…本当は映画好きじゃないか…」ってやりとり、粋ですね……

こういう派手でバトル、粋なセリフ、キャラの美学、これだけでひたすら走り続けている感じがだんだん好きになってきた。

呪術廻戦

術師同時の戦闘がハイレベルすぎて、呪霊のことをすっかり舐めていたけれど、そういえば非術師は呪霊に対してても足も出ないんでしたね。

軍人が呪霊に遭遇するシーンがしっかり不気味でよかった。

羂索の目的はコロニー内を呪力で満たし、天元と同化するための活力にするためだったようだ。

コロニー内の呪力の総量を増やすために大量投入された軍人は「呪術師狩り」を名目にしているが、実際は呪霊によって殺される。

非術師のことを呪力の餌程度にしか思っていないのが恐ろしいね、羂索。

軍人対伏黒たちが始まりそうだが、おそらく楽勝そう。

この伏黒、虎杖、高羽、天使のチーム強すぎませんか?
コサックで銃弾避けたり、怒られて「まんすぅ〜」ってふざけてる高羽のことをもう好きになりそう。

僕とロボコ

ロボコで"ジャンプあるある"みたいなことをする回は結構毎回笑ってしまう。

共感覚、"感じ"、ゾーンで戦うジリジリした心理戦が完全にジャンプだった。

僕のヒーローアカデミア

まさかラブラバが出てくるとは…!!!

むちゃくちゃびっくりしました。

ジェントル/ラブラバの回はオーバーホール編が終わった後の箸休め的な回でしかないと思っていたので、ここで出てくるとは全く思っていなかった。

そういえばこの子、天才的なハッカーでしたね。

ジェントルの為といっているので、ジェントルもきっとどこかで出てくるのだろうか?

『ヴィジランテ』から灰周が出てくる説とかもファンの中で期待されているが、個人的にはスピンオフ作品のキャラがそんな代替的に出てくるのは有り得なさそうだと思ってしまうので、この状況を好転させるキャラとしてめちゃくちゃしっくりきました。

二代目の「ここに至るまでの連なりが〜」といっているので、ラブラバたちは勿論、もしかしたら西の士傑高校のヒーローも出てきたりするのか?!

毎週「もうこれ敵に勝てないだろ」と思わせられるくらい追い込まれ、少し好転し、また「もう無理だろ」というくらい追い詰められ、という状況が続くので、ずっと手に汗握りっぱなし。

次回もすげー楽しみです。

アオのハコ

嫌味大臣のユメカ登場。

アオのハコは、ラブコメお決まりのすれ違いで関係性が変に悪化したりしないのがすごいなと今回改めて思った。

毎回終わり方で「次回変なことになりそうだな…」と不安になったりするんだけど、ちゃんと今まで築いてきた関係性とかからキャラ同士が解決していくので、こっちはむちゃくちゃ安心する。

他の恋愛漫画だったら、前回までの松岡くんとのくだりで主人公が「俺が先輩の部活の邪魔をしないように関わらない方が…」とウジウジしたり、今回のユメカからの嫌味で二人が気まずくなったりするような流れがありそうなのだが、それをきちんと乗り越えていってくれる。

恋愛漫画で起こるキャラ同士のすれ違いは、漫画の流れとしてわかりやすい障害物として発生しがちだ。
私は(ごく稀にだが)恋愛漫画を読むと「ここちゃんとコミュニケーションとってたらこんなすれ違い起きないのに…」とどうしても思ってしまうことが多い。

なのにアオのハコはきちんと主人公が不器用ながらコミュニケーションをしっかりととってくれる。
無茶苦茶信頼できる。

次回、ユメカと一対一での会合だが、千夏先輩の昔の話などが聞けるのだろうか。楽しみだ。

イチゴーキ!操縦中

デカ文字の「悶絶!」とか「乱舞!」が1話からお決まりの流れになっているけど、ずっとスベり続けてないですか?

ラックラック

全人類が待ち侘びた島袋先生の最新作。

未成年淫行もなんのその、しっかり禊を終えて帰ってきた後にぶちかました大ヒット作『トリコ』
無事に完結した後は、なんと"衣・食・住"をテーマに作品を展開。ジャンプ読者を驚かせた『ビルドキング』で見事に"住"の世界の漫画を描いてくれた。

早々に畳まれてしまった"住"の作品には、その速さも驚かされたものだった。

そして今作のテーマは"運"!
一体"衣"はどこにいってしまったのか。

主人公はYouTuber。
相棒は眼鏡マッシュの小松。

"運"を使ったスタンドバトルでスカッとジャパンをかましてくれた。

島袋先生、"衣"の作品、いつまでも待っています。

人造人間100

100号の思惑が少し見えてきたことで、100号が完全に信頼できるのかという緊張感が出てきた。

現状として、人造人間1号がラスボス的なポジションになりそうだ。

モートセーフに所属することで、対人造人間組織の人間も味方としてキャラが増えていくし、人造人間に関する情報などももっと出てきそうだ。

少し予想外の展開ではあったが、ここから人造人間と戦うための技術や装備なども出てきて漫画らしくなっていきそうだ。

あしびと100号の関係性がまだ契約上のものでしかないので、今後どういった関係性になっていくのか楽しみ。
盛り上がりの本番はここからになりそうだ。

あかね噺

苦手な演目をどうこなすか?という課題にぶつかるあかね。

着物などの重さを表現しようにも安直と言われ、文化を取り入れ了見を理解しようとすると文化の違いに四苦八苦。

この辺りで今まで超えてきたものが、うらら師匠にバシバシ否定されていくくだりがちゃんとあるのが良い。

果たしてあかねはデートをすることで花魁の心構えを学ぶことができるのか。
居酒屋バイトの経験から「気働き」を覚えたように、デートから男女の「気働き」を覚えるのだろうか。

デートの定番的やり取りで男性をヨイショしたりすることで気を引くというよりも、あかねの持つ性格の魅力とかから人を惹き付ける要素を見つける、みたいな流れになったら嬉しいなと思いながら、次号を楽しみに待ってます。

一ノ瀬家の大罪

父親のアドバイスから、詩織を連れ戻した翼。

気になるのは、父親の家族に対する"他人事"的なスタンス。
翼のことも詩織のことも「くん」「ちゃん」をつけて呼んでいるし、他人を理解できなくても仕方ない、というアドバイスは結果いいものをもたらしたが、どういう意図で口から出たのかまだわからないので真意が気になる。

妹がなぜパパ活をしているのかは来週にわかるのだろうか。

ブラッククローバー

全然最終章以前を呼んでいないことの影響がどんどん出ていく。

一花の過去や葛藤、そしてアスタが"恩人"といって助ける展開の全てに熱を持ってついていけないのが悔しい。
でも一花ってこの章で初登場のキャラですよね?登場して間もない思い入れのないキャラが古参キャラである兄を恨んでいて気になったが、すぐに解消されて、主人公と兄を重ねるってご都合展開のダイジェストみたいで全然ついていけなかった。

きっと兄のことについて知っていたらその一族の話であったり、それまでの下りでこのシーンに没入できたのかもしれない。

途中から読み始めた私にとって今週の流れは「急に登場したサスケが数話足らずでにイタチの真意を知った」くらいの「そうなんだ」という冷めっぷりになってしまった。

七人衆も前回能力披露をして戦闘をしていくかと思ったら、大規模な氷魔法や幻覚であっという間に退けられてしまった…
次号で主人公の活躍が見られそうなので、そこをしっかり楽しめたらと思う。

あやかしトライアングル

本誌からジャンプ+に移籍していた『あやかしトライアングル』が出張。

キャラの可愛さや絵の旨さはすごいのだけど、なぜか体感として『ToLOVEる』の方がエロく感じていたような気がする…
当時中学生くらいだったからだろうか…?

えっちなキャラがえっちな格好をしてえっちな絡みをするという直接的な流れが多いから退屈なのだろうか…

本作の方が露出度とか展開とかはエロいはずなのに、なぜ『ToLOVEる』の方がエロかった気がするのか。
これはただの思い出補正とかなのか、もっと複雑な何かが絡んでいるのか気になる。

暗号学園のいろは

なんと眼鏡的な兵器を使っているのはいろは坂だけではないようだ。

東洲斎さんの全員に見せ場をくれる回しに少し笑ってしまった。

謎解き自体を読者が解けるかどうかとかが漫画の面白さに悪く影響しないおかげで、呼んでいてむちゃくちゃ楽しい。

『化物語』や『めだかボックス』はファンからの支持も高い"言葉遊びの面白い台詞のやりとり"に重心を置きすぎて好みじゃなかったのだけれど、本作は謎解きで話が進んでいく実感があるので、そういった台詞のやりとりに寒さを感じたりすることがほとんどない。

本作で西尾維新に対する抵抗が少し拭えそうだ。

アンデッドアンラック

ボイドに相手にされなくて泣きそうになってる風子かわいい。

これまでは2周目の経験値で戦闘も活躍していた風子だが、ボイドとのやり取りで、フィジカル面ではあくまで最強ではないというところがしっかり見れてよかった。

次回のボイドとの戦闘、そしてリメンバーの獲得が楽しみだ。
そして表紙と巻頭カラー!

ルインやシールのくだりの時は中弛みを感じざるを得なかったが、しっかりその後面白くなってきたので、掲載順がじわじわと登ってきているのがとても嬉しい。

逃げ上手の若君

直義との口論が盛り上がる。

戦前の士気を握る口論が、思っていた以上に面白くてテンションが上がった。

見事に切り返して戦が始まる。このアツさが欠けるのは作者の漫画の上手さなんだろうな…

ウィッチウォッチ

バラで体がくっつく流れで『スケットダンス』での接着剤回を思い出してしまった。

あの時のトイレのくだりなどはだいぶスケベだったが、今回はそんなことにはならず、しっかりとギャグをやってくれた。

今回は安全圏かと思っていたけれど、やっぱりカンシは可哀想なことになってしまった。

ギンカとリューナ

ギンカの身体を取り戻す方法がわかってきた。

上級魔術師を倒して行って、欠片を集めていく流れだけども、ここでロックがパーティーに参加してメンバーが揃った感じがする。

しかし17話まで使ってパーティーメンバーとしてしっかり目立っているのが本当にギンカとリューナしかいない…

今まではギンカの正体にも少し謎があったが、師匠の登場ですっかりギンカは「ただの才能あふれる大魔術師」でしかないことがわかってしまった。

ギンカの身体を集める話なので、てっきり「本当にギンカの身体を集めてしまってもいいのだろうか?」と疑問を感じさせるような障害が物語に絡んでくるのかと思ったのだけど、今の所は一切その様子はない。

これから本番、といった動き出しっぽいが、ちょっと遅いような気もするので、打ち切りがないかどうかソワソワしてしまう。

マッシュル

まだまだ続く超パワー対超パワー。

相手が100%の力を出してきたので、攻撃にどんな変化が出るのかと思っていたが、フィジカルではなく魔法で分身するだけだった。

背中をバッサリいかれてしまったが、マッシュが戻ってきてからずっとギャグトーンなので全然大丈夫そうだな。

高校生家族

最後の「ああ…詐欺師の…?」でめちゃくちゃ笑ってしまった。

なんか平和に進んでいくのにギャグがたまに鋭くて悔しい。

PPPPPP

ミーミン編とかのあたりは結構面白かった気がするんだけど、新章突入してから退屈してしまった…

エモ風のデカゴマ風景、バカデカ吹き出し描写が前々回くらいからずっと続いているけど、絵と台詞だけで魅せられるほどこの漫画にハマれていないな…というのを実感させられてしまう。

夜桜さんちの大作戦

最終章に突入の雰囲気。

敵の全貌も父の思惑もわからないが、キャラクターたちが仲良しだしアニメ化も決まったし万事オッケーです。

大東京鬼嫁伝

夫婦写真がコラ画像っぽくて不穏。

ラーメン屋の大将が敵だったけど、変身後より「お連れさんたちどこか具合が悪いのかな?」のシーンの方が怖かったね。

ほのぼの回に復帰するのではなくて可愛いキャラと化け物が戦う流れになりそうだ。

顔パカのギャップには結構びびらされたので、その路線で行くなら楽しみだが…ずっと掲載順最下位なのでどうなるかドキドキだ。

まとめ

改めて、ジャンプはむちゃくちゃハマっている好きな漫画と、全然ハマっていない漫画を両方読めるのがいい。

「なんかこの漫画全然ハマれないんだよな〜」と思いながらも全作品しっかり読んでしまう。

自分にとってツボじゃない漫画の単行本なんて買うことがないので、それらも読めるだなんてなんて贅沢なことだろうか。

そろそろ何作か打ち切りになるのだろうか?

あからさまなテコ入れが入るのだろうか?

そんな感じでジャンプ自体がアツくなってきたので、来週は読めないのが悔しい。
次号は23日発売なので、それまで大人しく待ちたいと思う。

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