週刊少年ジャンプ

構築術式の再登場で『呪術廻戦』は久しぶりに派手なバトル展開か -週刊少年ジャンプ2023年16号(3/20)について-

2023年3月20日

今週の表紙は『逃げ上手の若君』

気づけばもう2周年を迎えていてびっくり。

アニメ化も決定して、ジャンプの連載としては一安心といったところだろうか。

キャラの名前や顔をどうにも覚えられないと思っていたけれど、アニメになればキャラデザの調整であったり、声がついたりすることで見やすくなりそうな印象。

『暗殺教室』は全体的な子供っぽさがなんとも性に合わずあまりハマらなかったが、今作はアニメの方も少し楽しみだ。

逃げ上手の若君

神力についての説明もあり、キャラや設定についての地ならしは完全に済んだようなイメージ。

ここから第2章のような展開になりそう。

流石に私もメインキャラの顔と名前はしっかり覚えているので、もうあまり不安になりながら読んだりはしていない。

あかね噺

次の前座錬成会に向けてまた修行かと思いきや、最後にはもう錬成会当日を迎えていて驚いた。

落語の話だから修行パートが多くなるのかと構えたけれど、案外この作品はテンポよく見せ場をドンドンと出してくれるから良い。

同じ門下の兄さんたちの中でも立場や実力関係や見えてきたので、ある程度あかねの話が進んだらグリコ兄さんの掘り下げとかもありそうで楽しみだ。

ONE PIECE

裏切り者はヨークだった。

これベガパンク本体ってここで消されてしまうんだろうか…?

気になるのは「天竜人になる」という発言。

天竜人って血族的なイメージだと思っていたので"なる"とは…?

僕とロボコ

チーズバーガーの前振りに9ページ使ってて笑った。悔しい。

最近は何かしらの告知などに絡めた回が多かったけれど、サイドキャラでやるシュール回が結構好きだ。

ギャグ漫画で歌詞が引用された時ってコマの外にある「JASRAC申請中」という注釈込みで笑いを誘われるからずるい。

呪術廻戦

ここにきて構築術式の再登場!

伏黒に宿儺が受肉してから絶望的な空気がずっと漂っていたので、万のハイテンションに少し救われた感じもある。
(虎杖サイドはもう高羽がいても流石に明るい空気にはもうなれない)

宿儺が鵺を出した時もそうだったけれど、影法師の術式が邪悪にアップデートされていてかっこいい。

同じ術式でも使い手の解釈によって拡張のされ方が違うというのがこの両名を見てわかるのがワクワクした。

そして宿儺が摩虎羅を発動。
知らない間に調伏は全て済ませていたみたい。

作中最強クラスの式神なので、万相手に影法師の術式がどれほどのポテンシャルを持っているのかが楽しみだ。

真夜中月丘高等学校

電波系学園もののギャグ。

『斉木楠雄〜』は特にハマらなかったけれど、あのテイストであれだけ売れてしまうと、その後にこの手のアプローチで売れるのって大変そうだなと思った。

ウィッチウォッチ

魔法でドタバタする展開はいつものことなんだけど、いつもちょっと予想外のハプニングで笑わせてくるので毎週無茶苦茶楽しくなってしまう。

新月の日とか来なくていいから一生みんなで仲良く暮らしていてほしい。

アンデットアンラック

否定能力にまだ目覚めていないビリーが傭兵としてシンプルに強いの嬉しい。

そしてテラーが"不通"の能力の拡大解釈を発現したのがアツい。

世界を救うために歪んだ正義執行を志してしまったビリーだが、まだ純粋な時に風子と出会ってくれて本当に嬉しい。

風子の能力発動条件が愛情を抱いている相手という縛りも、このループでの行動原理になかっていてどんどん頼もしくなっていく。

SAKAMOTO DAYS

ついにメンバーのオーダー加入。

有月も最初はオーダーに抜粋されたメンバーの一人だったようだ。

やっぱり本作はアクション映画のような派手なバトルを、いろんなシチュエーションがガッシガシやってくれるのが毎週かっこいい。

キミと青いヨルの

マーダーミステリーのゲーム。
『暗号学園のいろは』で「マーダーミステリーってなに??」となっている人たちのために説明も兼ねて実施しているのだろうかと思うくらいのタイミングだ。

肝心の『暗号学園』では思っくそルールを破って勝ってるキャラがいるわけですが…

アオのハコ

大喜が変に揺るがずに部活に打ち込んでいるところをみて雛が吹っ切れたような表情を見せてくれた。

普通に誘えたこと、そして断られても思ったよりもショックでもなんでもなかった自分自身に気づいて失恋から抜け出せる、みたいな流れをモノローグを入れずに描いていて感動した。

夢佳の彼氏さんも思ったより普通にいい人で安心。

なんとか和解してほしいな。

一ノ瀬家の大罪

写真を撮ってくれた人が颯太さんっぽいが…

ラストでまさかの夢世界?!となって不安でいっぱいだ。

前作の『タコピー』であったようなひっくり返し方は、タイムリープと記憶喪失によって成立していたトリックだったけれど、今回は記憶喪失ではなくて、植物状態の翼の見ている夢という説明が正しかった場合、なんでもありになっちゃうんだよな…

なのでこれは秘密を守ろうとした颯太のついた嘘ということであってほしい。

マッシュル

『PPPPPP』が打ち切りになった際に散々「極限まで薄めたカルピスみたいな漫画」と揶揄されていた本作だが、本当にそうだと思う。

バトル漫画あるあるに水を指すギャグ漫画としては物語を仰々しくしすぎたツケが回ってきている気がする。

唐突なハガレンパロディが来たけれど、こういうあからさまなパロディって他誌でもやっていいんだ。同誌だから許されるものだと思ってた。

人造人間100

超再生持ちの人造人間を倒すには核を潰さなければならないというルールが新たに開示された。

『鬼滅の刃』のように、それぞれの人造人間を撃破するごとに人間ドラマを入れて"悲しい戦い"として演出されるのがあまり好みではないので、正直「また回想か…」とは少し思ってしまった。

けれどこれまでの展開とか設定とかには大分ワクワクしているので、本作は長生きしてほしいと思う。

ブラッククローバー

最終決戦が始まるみたいだ。

主人公の修行パートである日の国編が全然楽しめなかったので、ここからが本番だと思って食らいついていきたい。

夜桜さんちの大作戦

今回もひたすら作者によるキャラ愛を擦り付けられるような回。

5年経ったらしい。子供が二人も増えていた。

イチゴーキ!操縦中

一気に3年生まですっ飛ばしたことをフリにしたギャグを全力でやるとは思っていなかったので笑ってしまった。

今までの回で一番面白かったかもしれない。

正直これで最終回でよくないですか?????

ギンカとリューナ

魔法設定が面白いと思っていた本作だけれど、結局細かい設定などよりも大味なバトルが目立ってしまってあまり波に乗り切れなかった。

でかい見せ場っぽい展開があったりもするのだけれども、あっさりその流れが終わってしまうので毎回少し肩透かしを食らうような感覚だ。
(ギンカが口だからの化け物になって巨大武器召喚をするくだりとか一体なんだったんだってくらいなかったことになっている)

記憶を失ったリューナだが、これはもう完結してしまうのだろうか…?

節々で記憶をぶっ飛ばして無双するイカれたリューナを見てみたい気もするので、なんだか終わるのは勿体無いような気もしてしまう。

大東京鬼嫁伝

無茶苦茶あっさり終わった。

「お前を試しただけだよ」というすごいベタな流れで解決してしまったので呆気に取られてしまった。

神血についての説明もまさかのカット。

結局また女の子キャラガチャルートに帰結するんですか…?

暗号学園のいろは

掲載順にびっくりした。

確かに読者は誰もこの西尾維新が気持ち良くなるための展開についてこれていない気はするけども、こんなに急にドベになるか。

ただでさえ多い登場人物に対して、その登場人物を演じる登場人物という展開なので、本当にずっと「誰?」となっている。

ここから学級兵長を決めてからが本番だとは思うのだけれども、いくらなんでもずっと読者が「そうなん?」となる展開が続いているので、なんとかキャッチーな展開を見たいものだ。

まとめ

ブログの更新が遅れてしまって今更だけれども、今週は物語終盤組の作品が総じて「次回から最終決戦!」みたいな感じなので少し寂しい週だった。

『ヒロアカ』が休載の回はやっぱりちょっと物足りなさを感じてしまう。

しかし『呪術廻戦』がド派手にバトルを始めそうなのでそれがとても楽しみだ。

好調だと思っていた『一ノ瀬家の大罪』や『暗号学園のいろは』が少し雲行きが怪しいので、ここからの展開に期待したい。

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