前回はHIKAKINが撮影している部屋から一歩踏み出した、オフショット的な動画を2本ほど見ていった。
また今回は商品レビューに戻り動画をどんどん見ていこうと思う。
実は今僕、お風呂上がりでございます。
お風呂上がりのため、汗が止まりません。
お風呂上げりのため…
お風呂、あがリプトンンンフゥ!!
幸せそうで何よりだ。
当時新発売とされたリプトンが今回の紹介商品。
普段よりも濃い茶葉を感じられるとの説明文に思わずHIKAKINも「濃いだって!僕に飲んでくださいといっているようなもんじゃ無いですか」とホクホクしている。
そう、以前ピルクルや杏仁豆腐の紹介の際、彼は濃い味が自分は好みだと言っていた。
今回も濃いミルクティーを見つけ、得意分野をしっかり押さえてきたのだ。
どのくらい濃いんですかね!本当に濃かったら僕はヘビーユーザーなるでしょうね。
(ゴクリ)あーーー…(小首を傾げる)美味しいね。(真顔)
(さらにゴクリ)確かに茶葉が濃いのがわかります。僕的にはミルクも濃くしてほしかったけど。
あからさまにあまり刺さっていないようだ。
HIKAKINが期待していたのはミルク感もしっかり濃厚なものだったようだ。
でもペットボトルの紅茶に比べるとかなり濃いのがわかりますね。
ちょっと苦い風味というか…
(ゴクリ)……苦くないわ全然。
濃い!濃いんだねこれは。紅茶が濃いからこういう味なんだ。
HIKAKINが"紅茶の味"を理解した瞬間である。
しかし以前の時と違いとってつけたような「おいしー」が続き、少しコメントに困っているような雰囲気に。
どう締めくくるのか難しい流れに。
しかし「これは好みじゃありませんでした」と言って動画を終わるような男はHIKAKINではない。
(ゴクゴク)フゥ〜〜〜〜…
ンンッ(咳払)ンブッッ!! ブン!! ブン!!ブン!!
リプトンッ!! ティルツトゥルティツベツカツトゥルティンベツツカツブンブン!!
リプトンッ!! ティルツトゥルティツベツカツトゥルティンベツツカツブンブン!!
ボイパで乗り切る。
これぞHIKAKINの持っている大きな武器だ。
感想なんて言葉で言わなくてもいい。このbeatにのせてお前たちの"ココ"に届けてやんよ。そんな思いが伝わってくる。
この動画の3分の1はこの苦し紛れのボイパが続く。
最後にやり切ったような表情で「というわけでめっちゃ濃いんで飲んでみてください」と言い放ち動画は終了。
一体何が「というわけで」なのかはさっぱりわからないが、いざとなったらボイパがあるというHIKAKINの強みをしっかりと見せつけられてしまった。
忖度のないレビューというものが昨今は好印象に映るが、それでも守らねばならないものもあるというのが難しいこの世の中だ。
そんな中、これといって刺さらなかった商品の動画でも自分の持ち味のボイパを持ってしてしっかりと盛り上げる。
この器用な立ち回りこそ、今後彼が多くのPR案件を獲得するにあたっての説得力になるのだろう。
見るたびに底知れなさが伝わってくる。これこそが初期のHIKAKINの魅力だ。
それでは。