ヒカキンの一週間活動休止期間が明け、世間に発表されたのは結婚発表でもなく、飲食店の開業でもなく、事務所からの独立でもなく、カップ麺の発売だった。
なんだそれ。
全員の予想の遥か下をいく重大発表に、皆呆気に取られていた。
しかし発売が始まった今ではコンビニでは品切れの嵐。
メルカリには転売の嵐。
ヒカキンはiPhone14Proのばら撒きキャンペーン。
なんでだよ。
みそきんを配れよ。
みそきんのパッケージには「僕の下積み時代を支えてくれたのはカップ麺」という文章が乗っていたらしいが、事あるごとにiPhoneをばら撒いてフォロワーを稼いだりしている印象があるので、「僕の認知度を支えてくれたのはiPhone」とも宣言した方がいい気がする。
そんな話題の絶えないインターネットスターHIKAKINだが、この記事の主旨を忘れてはいけない。
前回は期待たっぷりで買ってきたメロン牛乳にがっかりする姿を見せてくれたHIKAKIN。
しかしこうやって初期のHIKAKINを見ていると、確かに彼がラーメン屋をオープンしたりするよりも、かつてこうしてレビューをし続けていたコンビニ商品から自身のコラボ商品を出したいという気持ちは誠実なものにも思えてくる。
今回は一体どんなコンビニ商品のレビューをしてくれるのだろうか。
早速見ていこう。
さ、ごはんにしよ。
ということで今日は久々に自炊しております。
てか最近ねちょっと自炊増やしてますよ。
お、久しぶりの「ご飯にしよ」からのスタートだ。
過去にあった3本目の動画であった落語のような切り出しから久々に始まり、少しテンションが上がってしまう。
実家から送られてきたコシヒカリ〜!
ピカピカリ〜♫これをね、ちゃんと炊いて、そして本日ね、すごいめっちゃやばいものをご紹介します。
仕事をしながらボイパの動画も撮影し、そして毎日Vlogを撮って投稿をし続ける日々。
そんな中で自炊をするのも大変だろう。
しかし新潟の実家から送られてきた美味しいお米を食べるために今回は「すごいめっちゃやばいもの」も紹介してくれるようだ。
トゥルルルルルルルル!!!!
激辛〜スパイスソ〜ス♫ yeah~♫
ゲキカラスパイスソォ〜スゥ〜マジカレェ!!こんな感じですね。
大黒から。めっちゃめっちゃ辛いカプサイシンたっぷりスパイスソース!
少量のご使用で激辛メニューが作れます。
お好み焼きやフライもの炒め物などに、って書いてありますね。これね、(パッケージを写す)唐辛子が
ドゥク!ドゥクドゥクドゥクドゥクシ!
ってあの書いてありますね。
今まで甘党っぽいようなレビューの選択をしていたヒカキンだが、今回はなんと激辛ソースの紹介のようだ。
ヒカキンはどうやら辛いものもイケる口のようだ。知らなかった。
しかし、今回この激辛ソースを食べるにあたって白米しかまだ登場していない。
まさかマヨご飯さながらの勢いで、激辛ソースを白米に直接かけるのだろうか?
そこまで生活が厳しいのか?それはそれで少しみてみたい気もする。
冒頭で写した白米を完全に無視して、急に激辛ソースを飲み出したりするかもしれない。
それは無茶苦茶みてみたい。もはやそれが見たい。
ヒカキンはどうやってこのソースをレビューするのだろうか。
さあこれね、ぼく以前の2本くらい消費します。
今日はそのためにね、これを買ってきましたよ!
ロースカツ!
スーパーで買ってきました!
ロースカツでした。
そうだよね。変にハードルを上げて勝手にがっかりしてしまった。
ヒカキンに申し訳ない。
どうでもいい話ですけど、これ、ソースがから添付しちゃうんですけど、この前これをビャッて取ったら!破けて!
ビャ〜!!…(自分にかかったジェスチャー)って、かかっちゃったんだょ…頼みますよ今日は。ソファーとかもソースまみれになっちゃって、ティッシュで拭いたらネチネチネチネチなっちゃって。
ティッシュもポロポロポロポロなってね。さあ、いただきます。
本当にどうでもいい話だった。
これこわいなー。(ソースの中栓を開けようとする)
これを取る時にさ、ピュっ!て飛ぶんだよ…(開封)よし!いただきます!
あ〜!早速フルーティーな匂いがするんですけど、僕はですね辛いものが結構苦手なんですけど、これすっごい辛いけど甘いから、なんかね食えるんですよね。
日本語がふわふわしているが、素敵な紹介の切り出し方だ。
やはり今まで甘いものを好んでいた印象通り、あまりヒカキンは辛いものが得意というわけではないようだ。
しかしこのソースはしっかり辛いながらも、辛いものが苦手な彼も食べられる。
このおすすめは彼と同じ甘党からも興味をひいてくれるだろう。
そしてフルーティな香りという第一印象もとても気になる。
激辛ソースといえば、もう匂いからすでに「激辛です!!!」と猛アピールしてくるようなイメージがある。
ところがこの大黒の激辛スパイシーソースは匂いはフルーティ。
よくある辛さだけでぶん殴ってくるようなソースとは違うのだろうなと期待が高まる。
こんな感じで普通のソース見たいな感じですね。
(とんかつにたっぷりソースをかけている)
いただきま〜す。(頬張る)
うわ…久々に食べた…
うめぇ…!!ごはんめっちゃ進む!
(即座に白米をもう一口頬張る)(なぜかサングラスをとる)
うまいなやっぱ!
なんだか無茶苦茶美味そうだ。
そしてなんでサングラスを取ったのだろうか。
サングラス取っちゃうほど美味い。
なんなんだそれは。
めっちゃめちゃ辛くはない。
多分で本当に辛いの好きな人だったらそこまで辛くないんじゃないって言うと思います。辛いの苦手な僕でも大丈夫!
結構後味が辛くてキツいですけど、全然いける!
それでいてすっごい美味しいんだよね!
甘いけど辛いっていうか、甘辛?
大黒激辛スパイスソース。
多分インターネットでも買えますよ。
だまされたと思って買ってみてください!
特に辛いの好きな方絶対ハマります。
ン〜〜〜マッ!
動画が終了した。
なんだか今回のレビュー動画はとっても良かったんじゃないか…?
やはりヒカキンの味覚に対するボキャブラリーの貧相さは擁護のしようが無いが、それでも「辛いのが苦手な僕でもハマっちゃう美味さ!」と言う紹介のスタンスが良かった。
強いて気になるところを言うならば、「辛いの好きな人からしたらそんなに辛くないんじゃないかな」と途中で言っていたのに、最後は「辛いの好きな人はハマる!」と言っているところくらいだろうか。
せっかく彼自身が辛いものが苦手というポジションならば「辛い人が苦手な人も一度食べてみて!」と言った方が説得力がある気がする。
単純に辛いだけではなく、甘みもある、フルーティな香りのソース。
これ以外のディティールは一切レビューされていない有様だけれども、それでもこのヒカキンが美味そうに食べる様子を見ると食欲がそそられてしまうのも事実だ。
普段自炊をしないという彼でさえ、このソースは3本目を買うほどのリピーターだ。
きっとお惣菜などを買ってきた日のアクセントとして、彼の食生活にスパイスを加えてくれているのだろう。
おそらく今後も彼の語彙力が急激に向上することは無いだろう。
しかし、彼は語彙以外で商品の魅力を伝える術を着実に身につけていっているのだ。
みそきん、食べなくちゃだね。
それでは。