週刊少年ジャンプ

『鵺の陰陽師』スタートと同時に『呪術廻戦』急ピッチで最終決戦へ-週刊少年ジャンプ2023年24号(5/8)について-

2023年5月17日

表紙は新連載の『鵺の陰陽師』

少し前に読み切りが載っていたのを覚えているが、見事に連載に進んだようだ。

読み切りで結構面白かった作品と、のちに連載で再開できるとなんだか嬉しくなる。

これも本誌を毎週読むことでしか味わえない喜びだと思うので、定期購読をしていて良かったと思う。

鵺の陰陽師

ブリーフ眼鏡の膳野くん、この流れでこんないい奴なんだ。

学園妖怪退治ものとしてスタートしたけれど、この膳野君も後々一緒に戦ってくれたりするのだろうか。
もしそうなら主人公とのバディっぷりを早くみてみたい。

主人公の変身がそんなにカッコよく無いような気もするけれど、ここから色々と鵺の力の使い方などで強化されていくのが楽しみだ。

アオのハコ

匡は多分雛のことが好きなのだろうと気を遣う菖蒲。

ここの二人の動きもそろそろ本腰を入れてきそうでソワソワする。

そして大喜が改めて自身の恋を確認。

これもう結ばれるよね…?

ONE PIECE

コブラ王殺害の真相が焦らされる。

ビビの再登場もこの前チラッと出てきたばかりなので、来週何があったのがをみられるのを楽しみに待ちたいと思う。

それにしてもONE PIECEはキャラが増えすぎてそれぞれの戦闘が無茶苦茶コンパクトになっている印象。

カイドウとの戦闘を長々とやっていた反動もあるのか、みたかったバトルがことごとくフェードアウトしたりカットされたりするので、もうちょっとがっつりバトルをみたくなってしまう。

ただただ「ダイジェストにしないでよ…」を指を咥えてみている。

ドリトライ

打ち切り最終回みたいな最後のコマで締められて笑ってしまった。

けれども本番は次の話からだと思うので、このド根性一本の少年がどうやって拳闘の世界で渡り合っていくのか期待したい。

ウィッチウォッチ

全員いい奴らで健気なのに、ストーリーの展開を邪魔しないようにギャグで関係性を動かしていくのが無茶苦茶うまいよなと思う。

モリヒトを肯定しようと周りで褒めた結果「俺いじられてるな」となる流れで笑ってしまった。

幸せなルームシェアが続いてほしい。

キルアオ

安っぽい勧善懲悪をこのまま続けるのだろうか…

今回でヒロインとの和解は済んだので、これからライバルポジションや敵ポジションが出てくるのを期待したい。

今の所主人公が戦う相手がびっくりするくらい小物で、その度擦られ尽くした説教をして終わるだけなので、どうにか盛り上がって欲しいと思う。

あかね噺

一話からめっきり登場していない父の落語家としての一面を探るあかね。

母親とのやりとりを通して、"夫婦の関係"をコピーするのではなく、自分自身が当事者として向き合うことができる"家族(親子)の関係"として夫婦を見ることに決めたようだ。

噺を学ぶごとにあかねはどこかから吸収をして本番を迎えるが、その時の気付きや強みなどは本番までは具体的には明かされずにすぐに進んでいくので、修行的なパートのテンポの良さが目立って好きだ。

呪術廻戦

イノタクさん、そういえば生き残っていたんですね…

四獣の術式かっこいいなと思っていたので、また活躍するかもしれないと思うとちょっと嬉しい。

そして誰もが「どういうこと???」となった虎杖の修行シーン。
日下部と虎杖の中身がどうやら入れ替わっているような描写があった。

数話前に九十九の魂の研究云々というくだりがあったので、もしかすると魂の入れ替えが何かしらの方法で可能になったのかもしれない。

これを虎杖の術式と取るかどうかはなんとも言えないが、器だからこその作戦がどこかで発揮されるのが楽しみだ。

と思っていたら急に12月24日当日までスキップされた。

まじか。修行編、本当にやらないんだ。

全員で五条を送り出すが、虎杖の陽キャっぷりによって明るい雰囲気に。

まだそれぞれの作戦や、隠されている情報などが明かされていないので、この超インフレしたバトル環境がどう動いていくのか無茶苦茶ワクワクしています。

僕のヒーローアカデミア

轟家………;;

これ、一家心中みたいにならないでくれよ……

しかしこの場所に焦凍が向かっているはずなので、この状況をなんとか救ってほしい…

転孤とデク、お茶子とトガ、OFAとオールマイト…各場所で激アツバトルが繰り広げられているので、サブ配信とかで見せて欲しいくらいだ。

テンマクキネマ

映画制作のノウハウ的な小ネタが散りばめられ始めて、社会見学的な面白さが出始めた。

次回は『アクタージュ』的な魅せ方で漫画を盛り上げてくれるのだろうか。

夜桜さんちの大作戦

娘と息子が作戦参加のための修行に入る。

兄弟たちの5年の修行の成果はバトルで見ることになるかと思っていたが、このタイミングでそれぞれの修行っぷりを同時に見ることができるようだ。

ただ過去に例がない双子という要素がのちにどんな意味を持つのかが少し気になってきた。

そして凶一郎の「俺の目が黒いうちは」というセリフも死亡フラグのような気がしてきてしまう。

マッシュル

範囲攻撃に対してなんでデコピンを選んだんだろうか。

あと前回マッシュが魔法の杖を粉々にしていたと思うんだけど、覚醒と同時に新しい杖作ってたのかな。

SAKAMOTO DAYS

敵のナイフ攻撃を全て無視して締め倒すのカッコ良すぎる。

『バキ』の花山薫を思い出した。

この過去編、有月との因縁を明かす回でもあるけれども、現在の坂本の価値観の元になったであろう要素が所々に見えるのもいいですね。

有月はこのまま後戻りができなくなってしまうのだろうか…?

根がいいやつっぽいのでここからの彼の行動が楽しみだ。

逃げ上手の若君

ここ数話、いい会が続きまくっている…

最初の頃に思っていたキャラを覚えたりするのが大変だという部分を乗り越えてからはずっと面白い気がする。

少年漫画っぽいアレンジをしながらこういった歴史物らしいアツさや切なさをしっかり演出してくれる上手さに唸った。

アンデッドアンラック

ニコさん…やっぱあんた最高だよ…

すっかり風子の相棒としてこれ以上ないくらい頼もしい存在になっている…

のちにニコも親になるということを思うと、彼のこの誠実さがなおさらカッコいい。

フィルに対して気にかけていたニコだからこそ、フィルの感情に気付けたし、それによってエイリアンの特徴も掴めた。

MVPです。ニコさん。

一ノ瀬家の大罪

物語の構図が一気に変化し始めた…!!!

翼はドラマチックで派手なイジメから抜け出し、家族を引っ張り、救っていくリーダーのような存在を文字通り夢見ていたようだ。

しかし肝心の翼本人があの夢から醒めた今、この物語の根幹をなすものは何なのか?
そして結局颯太さんは何者?おじいちゃんはどうなるの?

と、思った矢先に登場したのは中嶋。

夢の世界と現実の世界がここから絡み合っていくのか…

あっちこっちに振りまわされっぱなしの本作だったが、数話ごとに「おいおいこっからが本番かよ!」と驚かされるのが楽しくなってきた。

暗号学園のいろは

学級兵長たちが登場し、『めだかボックス』のような全員化け物レベル同士のバトル感が漂ってきた。

前回語られていた、いろはが女子だからと生き延びたのは、女子を装ったことで見逃されたということらしい。

序盤で語られていたメタバースの話も拾われ始めたので、VS学級兵長編が落ち着いたらメタバース編…と展開していくのだろうか。

いまだに凍の真意やポジションが明かされていないままなので、その辺りもどう描かれていくのか期待。

僕とロボコ

本作がこの掲載順にいるのが珍しくて驚いた。

ジャンプ内の内輪いじりみたいなパロディをしまくっている時がやっぱり一番生き生きしているな。

人造人間100

あしびの修行であまり活躍できていなかった100号の大暴れ。

1号もキャラの立った存在なので、このボスと100号が兄妹という繋がりがあるのも何だか少しアツい。

あしびが火花を習得してもやっていることは結局100号のゴリラっぷりでの無双なので、少し呆気ない感じもしたが、1号の側近の正体もまだわかっていないので、次回はそいつのお披露目だろうか。

まとめ

やっぱり『呪術廻戦』のハイテンポっぷりに驚かされた週だった。

しかしみんな五条悟と宿儺の戦いが見たくてたまらない状態ではあるので、それをすぐに見せてくれるのは無茶苦茶嬉しい。

敵陣営は宿儺、裏梅、羂索の3人なので、高専陣営の人数を考えると大量の呪霊とも戦ったりするのか…最終決戦が楽しみだ。

そして今週は『一ノ瀬家』の動きも大きかった。

家族の秘密を暴いて公正していく話かと思いきや、ループもので、何なら夢の世界の話で、かと思ったら主人公は夢からさめて…

随分と振り回されたけれども、過去作の完成度からの信頼もあるので、ここから夢世界と現実世界が共鳴しながら進んでいくような展開になるのだろうかとワクワクしている。

次週は今の所、どの看板作品も休載予告が入っていないので、来週のジャンプも楽しみにしたいと思う。

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