週刊少年ジャンプ

大東京鬼嫁伝、なんの伝説も残さずキャラガチャを回しっぱなしで終結-週刊少年ジャンプ2023年18号(4/3)について-

2023年4月22日

しばらくの間更新が止まってしまっていたが、間が抜けるのもなんだか気になるので、今更になるけれども数週前の号から追っかけてレビューを更新していきたいと思う。

表紙は『マッシュル』

アニメが始まり、本誌でも物語はクライマックスのような展開。

一番盛り上がっていたであろう時期に読んでいなかったので、ただのつまらないバトル漫画だと思っていたが、今ではお陰であまり味がしないギャグ漫画だという認識に改めることができた。

なろう系のヒーローさながらの"俺TSUEEEE!!"をぶん回すので、主人公のバトルの時だけいちいち味方のギャグリアクションが入るのが私は性に合わなかったけれども、アニメで1話から追っていけば楽しめるのだろうか。

マッシュル

クズで雑魚のオチョアが葛藤し、かっこいいところを見せてくれる…と思いきや、何もしない回。

キャラのテイスト的に『金色のガッシュ!!』を思い出したけれど、その全てを劣化させたような退屈な展開で「これ来週に引っ張るほどか…?」と思ってしまった。

アンデッドアンラック

予想外の不運で咄嗟の結託。

わけもわからないまま風子についてきていたメンバーたちが、次第に風子をボストしてしっかり慕っていくのが嬉しい。

1周目では立ち向かいながらも悲しんでばかりだった風子が、歯を食いしばって皆を引っ張っていくのが眩しい。

そして次はフィルの救済!前回のループではあまり深掘りされていなかった謎の多いキャラクターだったので、来週が楽しみだ。

呪術廻戦

漫画とかで虫の強さについての説明をみると毎回『バキ』を思い出してしまう(巨大カマキリシャドー、蜚蠊ダッシュ…etc.)

そして十種の式神の大公開!

他の式神がどんなものなのか気になっていた術式だが、知らない間に宿儺は全て調伏済みのようだ。
伏黒が少しずつパワーアップしていくものだと思っていたけれど、宿儺が全開放したことによって、「これ伏黒帰って来れないんじゃないか…?」と展開を深読みしてしまって辛い。

そして気になったのが宿儺さん、なんか普通に空中でジャンプしてませんか…?
なんで????

フィジギフの特権だと思っていた空気の面を捉える機動力は、宿儺となれば楽勝でできてしまうのかしら。

SAKAMOTO DAYS

サイドミラーの火花でタバコ付けるのかっこい〜〜!!

この過去編、メンバーは変わらずだけどバトルの舞台がどんどん変わっていくのがワクワクして楽しいですね。

逃げ上手の若君

戦闘のテンポが良すぎるというか、説明のための展開のようなあっけない展開で少し肩透かしを喰らったけれど、三浦氏の最期のくだりがとても良くて納得した。

時代ものだからこその登場人物の退場の早さだと思うけれど、呆気なくさせないような書き方がすごく良かったと思う。

あかね噺

あかねの持ちネタも増えたことで自信がついてきたが、新たなライバルとして嘉一が光る。

こういうパッとしないおじさんだけど技術は逸品って設定結構好きです。

『バクマン』ではそのポジションの中井さんがカス野郎に落ちてしまったのが悲しかったので、嘉一さんはこのまま手強い存在でいて欲しい。

そしてひかるの再登場。うらら師匠の技術を継いでの高座はどうなる。

フォローミー、ゴースト

ちょっと設定がやかましくてあまり好みじゃなかった。

しかし「怨霊退治のインフルエンサー」という設定がこの短期間で島袋大先生と被りまくっているけれど、それはいいのか集英社。

僕のヒーローアカデミア

心操くんは完全な洗脳ではなく、セーフティとしてマキアの手綱を握っているだけだった。

AFOの従え方にマキアしっかりキレてたんだ。

そして会見の時に八つ当たりをぶちかましていた記者もしっかりと回収。

大衆の愚かさみたいなものが強く描かれすぎてしんどかったデク帰還編だったけれど、こういった形でまた大衆を変えていくヒーローとして描くのは流石だなと思う。

一ノ瀬家の大罪

外の世界がしっかり描写され、外は外でしんどい展開。

物語があまり進まないのに読者に鬱展開っぷりを叩きるけるあたりで作者のSっぷりが感じられる。

颯太さんの謎が深まるばかり…

ウィッチウォッチ

『スケットダンス』の時にもあったような、くだらない小道具たちが作戦に役立つみたいなのを考えるの得意だな、この作者。

フランちゃんもキャラデザ気合い入ってるし人気キャラとして育っていきそう。

アオのハコ

ついに夢佳との和解。良かった良かった…

本作は無意味なすれ違いみたいなものが発生したりずるずると引きずったりしないので安心して読める。

菖蒲ちゃんもちょっとずつフラグを立てていっているが、ここの二人も進展はゆっくりになりそう。

僕とロボコ

新キャラのライラちゃん登場。

ギャグ漫画でこのほっこりエンドを描き続けられるのって逆に正気じゃない気がする。

暗号学園のいろは

キャラの立った4人で対決!やっとわかりやすい展開が戻ってきた。

マダミス編は誰が誰で何が何やらだったので一安心。拙いながらも頑張っていくいろは君が楽しみです。

ブラッククローバー

これ主人公帰って来なくても大丈夫そうじゃないですか…?

強いキャラが「なんて魔法力だ!」とか「凄まじいパワーだ…!」とかモブにガヤされているのをみると萎えてしまうんだけど、まさか本作でもこういう雑な強さ描写があるとは思わなかった。

まじで4コマ劇場とかやってる場合じゃない退屈さだ。

夜桜さんちの大作戦

主人公がかっこよく登場!

本作はきっと家族ものとバトルものをやりたいのだろうけれど、私は読み込みが浅いので全然本筋の面白さにのっていけないままだ。

この作品もきっとアニメなりで追いかけた方が最終回を美味しく読めそうな気がする。

イチゴーキ!操縦中

ちょっと面白かったんだけど、なんかこの命を燃やしながら面白を捻り出している感じが、あと数話で打ち切られることが決定されているかのような切なさがある。

人造人間100

あしび君の強化イベント。

もっと主人公らしい能力になるかと思っていたので少しだけ拍子抜け。
少し前に八百家は治癒力が強いというくだりをやりたてだったからか「ああ、再生か」という反応になってしまった。

しかし味方のキャラも増えてきてこれからの戦闘がさらに面白くなりそうで楽しみだ。

ギンカとリューナ

完全に次で最終回だ…

盛り上がりに欠けるなと思いながらも結構設定とかには期待を少ししていたのだけれども、キャラや魔法設定や物語の舞台など、全てが全然物語の盛り上がりにうまく作用することなく過ぎ去っていったイメージ。

大東京鬼嫁伝

なんだかんだで終わりましたね。

この作品も散々キャラだけ増やして物語が動かないまま終わってしまった印象。

キャラ人気だなんだと叩かれる有名作品もあったりするけれど、キャラが輝く物語すらなければキャラガチャを回し続けても当たりなんて一生出ないんだなということを気付かされた。

バトル漫画への移行も少し匂わせてはいたけれど、敵のデザインの一辺倒さや、主人公の武器が木製のバットというバトルのやる気のなさが常に滲み出ていたので、作者としては怪異ハーレムをやりたいだけだったのだろうか…?

まとめ

少し前に新連載として登場していた作品たちが、ことごとく話をたたみ始めている。

この時期のジャンプが一番楽しいですね、

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