週刊少年ジャンプ

週刊少年ジャンプ2023年2号(12/12)について

2022年12月12日

表紙は『僕とロボコ』

先週からアニメが始まり絶好調の模様。

単行本11巻はハンターハンターのパロディで発売中のようだ。買ってはいないのだが、何気に毎回何の漫画のパロディ表紙をしているのか気になる。

僕とロボコ

あえて今更の入れ替わり回。

新海誠作品がサブスクで宣伝されてたもんね。

ファミチキが出せる設定、そろそろファミマとの公式コラボが果たせそうな人気になっているような気がする。

ウィッチウォッチ

下手な絵に合わせて話を改竄していく紙芝居。

『SKET DANCE』で腹を抱えて笑った「笑点の音楽に校歌っぽい歌詞をあてがう」という回に近い面白さ。

「ピョン吉Tシャツを着るマダム」みたいな劇中劇の挿絵がしっかり入るの、この作者よくやるけどこの「居るんや」「いや居らんか」みたいな感じ、笑ってしまう。

ONE PIECE

ルッチも悪魔の実を覚醒させていた!

「指銃」が「手銃」にグレードアップしていてちょっとテンション上がった。他の六式も強化版出てくるのかな。

久しぶりに出てきた戦桃丸はしっかり噛ませ犬として仕事を果たしていた。

最近は色々な謎が少しずつ解かれていく感じでチマチマとしたコマに説明台詞が敷き詰められる感じだったので、バトル回がまた見れそうなのが嬉しい。

ONE PIECEは嫌いではないのだけど、伏線だなんだと騒がれる割には固有名詞の回収程度に収まっているような気がして「そうなんだ」くらいの感動で私は収まってしまうので、テンション爆上げで新情報に盛り上がっている人たちが少し羨ましい。

悪魔の実の存在や、空白100年の過去文明についてがベガパンクによって明かされてきたけれど、どれも説明的で、しかもそのリアクションを船員のコミカルなリアクションを九人分やるので、緊張感がないというか、「このキャラならこういうリアクションするよね」っていう記号的なやりとりが多くて少し退屈してしまっている。

ニカの力を覚醒させたルフィーのバトルをもっとみたい…

SAKAMOTO DAYS

四ツ村の過去が明かされる。

周がなぜ父を憎むのかは『NARUTO』のサスケやオビトのような悲劇が原因だった。

四ツ村さん、感情無き復讐の鬼みたいな感じかと思っていたけど、人間的な面が想像以上にあったので、敵対し続けるのかわからなくなってきた。

この漫画、主人公が未来予知能力持ちっていうマンガマンガした設定なのに、他のキャラをみんな能力者とかにせずに「殺しの技術者」として展開しているのすごいなと思う。

僕のヒーローアカデミア

"敵"として完成したトガヒミコ。

ヒロアカはヴィラン側も行動原理がしっかり描かれるので、それぞれの戦いを「勝ってくれ!」「負けてくれ!」という感情だけじゃなくて「報われてくれ…!」という感情でも見てしまうのが魅力的だと思う。

トガとトゥワイスの関係性、良かったなぁ。

30~40分だけ使える変身でどこまで戦況が悪化するのか…

中々好転しない状況でハラハラしっぱなしだ。

人造人間100

少年と超過保護の脳筋お姉さんとのバディ、ジャンプ漫画としては結構新しくてハマりそう。

人造人間が抱える終わらない渇きのような衝動は博士による心象的なものが原因っぽいような描写。

理想的な人間を目指す人造人間を狩り殺していくという流れから、それぞれの存在を肯定していく流れにも今後なっていくのかもしれない。

次回から登場が匂わされている敵陣営は人造人間なのか、それとも研究者的なポジションか?

今週のバトルは素っ気なかったものの、話の展開が結構楽しみ。

アオのハコ

千夏先輩とのデート回。

大喜は蝶野さんといる(べき)と思ってしまったのか「少し大きかったみたい」という千夏先輩

こういった言語化しずらい迷いや後ろめたさのようなものを変にセリフでキャラクターに語らせないの凄くいいなぁ。

大喜は周りからもてはやされるほどの関係が蝶野さんとはあって、自分の曖昧な態度が彼と蝶野さんの関係性を阻んでいるのでは、といったような迷いなしら。

そして松岡くん、無茶苦茶嫌なやつだった。

次回、性悪な松岡に千夏がブチギレるみたいな展開になりそうでヒヤヒヤする。

暗号学園のいろは

暴力を選択しないための行動として暗号解読を選ぶという今回の流れは、物語全体の指針になるような感じがした。

主人公のポテンシャルは肝の据わった図々しい度胸と愛嬌。

てっきりメガネなしで何が主人公の特技が見せられるのかと思ったが、あくまで解読については平凡な彼がメガネのサポートによって「暗号兵器」まで育っていくという流れのようだ。

謎解き好きな人だったら単行本買っちゃうだろうな。

あかね噺

次回は禄郎の高座。

いわば最初の修行編にあたる部分をやっているわけだけども、他の落語家を見て技術を盗んでいくという、バトル漫画とかではあまり見ない修行の仕方。

どんどん他の落語家の手を見せていくが、それぞれの特色をちゃんと書き分けられているのに感心してしまう。

高校生落語では「声優ならではの演技力」「現代に置き換えたキャッチーな落語」といったような若い落語家らしい強みを出してきたけれど、大御所たちはそういった”アイデア”ではなく”技術”で戦っているという線引きがしっかりされているのがカッコよくて好きだ。

イチゴーキ!操縦中

友達キャラが増え、無事にドタバタコメディの土台が整っていく。

『斉木楠雄〜』を彷彿とさせる構成になっていきそうだ。

でもどうしてもこのノリのギャグ漫画はちょっとテンションに乗り切れないのは変わらず悔しい…

マッシュルで以前書いた、マンガマンガしたお約束のギャグを擦られても楽しめるには純粋さが必要なのかもしれない。

逃げ上手の若君

軍師吹雪の活躍回。

よくあるバトル漫画的なタイマン勝負ではなく、隊としての勝利はドーンと終わった感を出しづらそうなものの、時行への敬愛で締めるのは上手いなと思った。

一ノ瀬家の大罪

蟠りは少しありつつも中嶋との和解。

二人でクラスから浮くという落とし所だった。

こういった状況で一番気持ち悪いのは、当事者的な因縁も何もないのに、同調的な空気を作ってるその他の奴らだという描き方も良かった…

やっぱり翼は根がいいやつで安心。

次回の妹回。

妹、父、母、祖父、祖母のそれぞれの過去回収をやるとなると、それぞれ年齢性別の違う生活背景で書かれる問題がどんなものなのかワクワクする。

夜桜さんちの大作戦

父を撃破した凶一郎。

だけどどうやら何かしらの意図があって何かに操られていた(体を預けていた?)ような様子。

次回、なんとなくだが、最終章に入りそうな様子。

PPPPPP

新章突入。

ピアノバトルあたりから思っていたけど、やけに大きなコマで余白を使ってゆったりとしたスピード感で描く作品だなと思う。

全話通して読んでいたらこういった部分にも行間を感じたり、演奏演出の空気感に乗っていけるのかもしれないが、自分の場合は冗長に感じてしまう節がある。勿体無い思いをしているんだろうな。

ギンカとリューナ

前回「リューナの杖を使わない魔術はハガレンの手合わせ錬成的なものか!」とテンションが上がっていたけれど、普通に敵も杖なし詠唱無し魔術を使ってきた。

しかし、どうやらリューナがギンカから習ったのは闇の魔術と呼ばれるものらしい。

自分自身にかける闇の魔術は使いすぎると戻れなくなる、ということは何かしら身体に影響がでたりするのだろうか。

シェヘラザードの魔術が右目によるもの。そしてリューナが奥の手といっていた左手。

闇の魔術は杖に付与して使うのではなく、自分自身の体の一部に付与して発動するということかしら。

手に付与した魔術、目に付与した魔術、足に付与した魔術、といった具合に敵も強力な闇の魔術は身体に付与していて、その部位を奪われると使えないという設定だったら結構面白くないか?

ここまでは少し退屈していた本作だけど、魔術の設定が見えてきて面白くなっていきそうな予感。

ハンターハンター

旅団の過去編は思っていたより短く終わり、船内の話に戻る。

どんな状況だっけ?とならずに済んでひとまず安心。

幻影旅団、ネジの飛んだ極悪人として今までは居たけれど、過去も語られ、無茶苦茶念能力に深い理解を持った高等技術集団みたいになってきた。

ヒンリギの潔さと合理性に、早くもノブナガが気に入る。

ずっと「ノブナガさん、円の限界4mですってwww」とネットでバカにされてきたわけだけど、ついに彼の能力が見れそうで嬉しい。

ノブナガが「俺の刀で切れないなら〜」というように、もしノブナガの刀が具現化能力で作られた特殊な刀だとしたら…と思うとワクワクする。

体の周りにオーラを張り広げる「円」はおそらく放出系統の力の使い方だと思うので、ノブナガの能力が具現化系だとしたら、苦手な系統でも4mもの「円」を張れる、ということで見直されないかしら…?

ノブナガが結構好きなのでそうだったらいいな。

アンデッドアンラック

古代遺物リメンバーのためにUMAオータム討伐クエストを受注!

強敵オータムに対して2コマで解決策を出すニコ、かっこいい。

そして撃破方法も熱い。前回のループで最強能力まで育っているジーナの記憶を風子の中で会合させ、現在のジーナを成長させる。

前回のループの記憶や経験があるという点をこういった形で活躍させるとは思わなかった。

RTA攻略をするにあたっての障害や困難もちゃんとありながら、テンポよく進んでいくのが面白い。

何より若いニコが無茶苦茶頼もしくてかっこいい…嬉しい…

高校生家族

ディズラーニンドで春香覚醒。

こういった学校を離れた出張回でも家族やんっていうボケをちゃっかり入れてくるのがにくい。

大東京鬼嫁伝

もう完全に女の子キャラガチャ漫画っていうことで良さそう。

うさぎっこ4姉妹登場。

少しシリアスな展開が見えてきそうだが、きっと来週はサクッと倒してうさぎっこたちも日常に混ざってくれるだろう。

鬼、猫、蛙、狸、兎と並んできたので、次は狐とか犬とかの女の子キャラだろうか。

マッシュル

敵をボコボコにするマッシュ。

まあそうですよね。ライオたちが報われない気もするけれど、主人公っぷりをしっかり見せてくれた。

ヒトメボレサンダーボルト

読切。現代版うる星やつら。

まとめ

新連載の人造人間100がダークファンタジーとして盛り上がっていきそうで楽しみだ。

これまで冗長に感じていたギンカとチューナも魔法設定によってバトルが面白くなっていきそうなので、魔術師同士の戦いがこれからどうやって展開されていくのか期待。

最近は『呪術廻戦』『ヒロアカ』『一ノ瀬家』『ハンターハンター』『アンデラ』あたりが特に楽しみだ。

来週は『呪術』も『ヒロアカ』も休載じゃない週なので嬉しい。

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